レオパの脱皮「後編」ヒョウモントカゲモドキ脱皮不全と対処法

レオパの飼育&情報

はじめに

こんにちは、ガゼルです。

今回は「レオパの脱皮」についての後編です。

我が家のレオパたちは、毎回見事に脱皮をこなしています。

脱皮は主に夜中にこっそりと行われるため、その様子を直接見る機会はあまりありませんが、朝になると白っぽくなっていた体が元の色に戻り、無事に脱皮を終えているのを確認できます。

特に尻尾や指先まできれいに脱皮できているのを見ると、いつも感心させられます。。

脱皮不全に気を付けよう

レオパードゲッコーの健康管理において、脱皮がスムーズに行われることはとても重要です。

脱皮中に手足や尻尾、目の周りなどに古い皮が残ってしまうことがあり、これを放置すると健康に影響を及ぼす可能性があります。

特に、脱皮が不完全のまま終わってしまう「脱皮不全」を放置すると皮膚が残った部分が壊死するリスクもあります。

こうした問題を防ぐためには、脱皮後に体に古い皮が残っていないかを丁寧にチェックし、必要に応じて適切にケアをすることが大切です。

レオパを健やかに育てるためには、脱皮後の管理と観察を欠かさないことがポイントとなります。

もし皮が残っていたら…

レオパの脱皮ケアには、いくつかの簡単で効果的な方法があります。

手足や尻尾に古い皮が残っている場合は、まず濡らした綿棒を使い、優しくこすることで皮を取り除けます。

それでも取れない場合は、ぬるま湯で温浴させるのがおすすめです。

5分ほどぬるま湯に浸けると皮膚が柔らかくなり、古い皮を無理なく取ることができます。

特に注意が必要なのが目の周りです。

もし眼球に皮が残り、目が開けづらい状態になっている場合は、無理に取ろうとせず、爬虫類専門の動物病院で診てもらうのが最も安全です。

脱皮不全の原因は…

レオパが健康的に脱皮を行うためには、適切な湿度管理が欠かせません。

ケージ内の湿度が低いと脱皮不全を招く可能性があるため注意が必要です。

脱皮が近づくと体の色が白っぽくなるので、この兆候を見逃さずに、水場を増やしたり、ケージ内に霧吹きをして湿度を高めるようにしましょう。

脱皮は通常、鼻先から始まります。レオパは頭や体をシェルターなどにこすりつけながら、徐々に古い皮を剥がしていきます。

特に肩付近では、器用に口を使って皮を剥がし、その皮を食べることがよく見られます。

この行動は、栄養を再利用するとともに、脱皮がスムーズに進むよう助ける重要なプロセスです。

自然な行動をサポートするためにも、適切な環境づくりを心がけましょう!

通常は脱皮直後の皮は伸縮性があるのですが、湿度が低いと皮が途中で切れてしまい、脱皮不全の原因となってしまいます。

なぜ脱皮をするの?

爬虫類の脱皮は、哺乳類とは異なるユニークな生理現象の一つです。

哺乳類が汗をかいて体温を調節するのに対し、レオパは脱皮を通じて新陳代謝を促し、古い皮膚を新しい皮膚へと更新しています。

この脱皮のプロセスは主に夜間に行われます。興味深いことに、レオパは脱皮した皮を自ら食べてしまうため、ケージ内に皮が残ることはほとんどありません。

この行動には二つの理由があると考えられています。

一つは、脱皮は体力を消耗するため、皮を食べることで栄養を再補給すること。

もう一つは外敵に気付かれないよう、脱皮の痕跡を残さないという生存戦略と言われています。

このように、レオパの脱皮は単なる新陳代謝の一環であるだけでなく、栄養の再利用や外敵から身を守るための重要な行動でもあるのです。

もし脱皮に遭遇したら…

レオパの脱皮は、通常とても効率的で短時間で完了します。

健康な個体であれば、脱皮全体はわずか10~15分程度で終わるため、その瞬間を目撃することは珍しいのです。

もし運良く脱皮の場面に立ち会った場合は、最初は手を出さず、静かに見守ることが大切です。

ほとんどの場合、レオパードゲッコーは自力で問題なく脱皮を終えることができます。

ただし、脱皮に時間がかかりすぎたり、苦戦しているように見える場合は、適切な方法で手助けすることも必要です。

脱皮の観察は、レオパードゲッコーの健康状態をチェックする貴重な機会であり、また飼育者とペットとの絆を深める特別な瞬間でもあります。

この小さな体の中で繰り広げられる神秘的なプロセスを通じて、より深い理解と愛情を育むことができるでしょう。

ハナ
ハナ

脱皮はすごく疲れるんだ。

キョン
キョン

脱皮が上手くいかない時もあるから

最後にチェックしてくれよな。

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最後までお読みいただきありがとうございました♪

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レオパの飼育を始めてみよう!

レオパードゲッコーは爬虫類の中でも比較的カラダが丈夫で、初期費用、ランニングコストの面でも初心者には最適なペットです。

成体になると給餌は一週間に一回、寿命は10~15年と長い間生活を共にできます。

レオパは飼育環境への適応能力も高く、適正な温度と湿度を守っていれば普段あまり家にいない方でも簡単に飼育することができます。
(もちろん飼い主としての責任とモラルは必要です)

⇩⇩こちらを準備したら、あとはレオパちゃんをお迎えするだけです!

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