レオパードゲッコーの脱皮を助けるには…湿度をあげて脱皮不全を防せごう

レオパの飼育&情報

レオパの脱皮について

こんにちは、ガゼルです。

レオパードゲッコーの脱皮は、成長や健康を維持するうえで欠かせない大切な生命維持機能です。

脱皮の頻度は個体の年齢によって異なり、幼体(ベビー)の場合は約2週間に1回、成体(アダルト)になると1ヶ月に1回程度になります。

脱皮のプロセス自体は短く、兆候が現れてから3〜4日ほどで完了します。

脱皮が近づくと、レオパの体色が普段よりも薄くなってくるのが目に見えるサインです。

この変化を確認したら、脱皮が始まる準備段階だと考えましょう。

体全体が徐々に白っぽくなり、やがて鼻先から少しずつ古い皮が剥がれ始めます。

脱皮直前の様子。頭部が通常の色です。

飼い主ができるサポートとしては、まず飼育環境の温度と湿度を少し高めに設定することが重要です。

適切な湿度は、脱皮をスムーズに進める助けになります。

また、レオパが体をこすりつけられるような小物をケージ内に用意するのも効果的です。

こうした準備を整えることで、レオパが自然に皮を剥がしやすくなります。

脱皮中は基本的に見守るだけで問題ありませんが、万が一、古い皮が体の一部に残ってしまった場合は、湿らせた綿棒などを使って優しく取り除いてあげるといいでしょう。

レオパにとって脱皮は大事なプロセスなので、安心して取り組める環境を整えてあげることが飼い主の役目です。

脱皮の対策は?

レオパの脱皮をサポートするためには、まず湿度管理が欠かせません。

湿度を高める方法としては、ケージ内に水入れを増やしたり、霧吹きで軽く水を吹きかけると効果的です。これだけで脱皮に最適な環境を整えることができます。

また、レオパは脱皮の際にシェルターやケージ内の表面に体をこすりつけて古い皮を剥がします。

そのため、粗めの石や木の樹皮など、ザラザラした素材を用意してあげると、自然な形で脱皮を手助けすることができます。

これにより、レオパがストレスなくスムーズに皮を剥がせるようになります。

夜中にこっそり行われる

脱皮は、主に夜間に静かに行われます。

通常、鼻先から古い皮を剥がし始め、わずか10〜15分ほどで完了してしまいます。

そのため、飼い主がその瞬間を目撃するのは意外と難しいものです。

面白いことに、レオパは脱いだ皮を自ら食べてしまう習性があります。

これは、脱皮の痕跡を隠すと同時に、皮に含まれる栄養素を再利用するためだと考えられています。

自然界で生きるレオパにとって、とても合理的な行動なのです。

脱皮が正常に終わったかどうかを確認する方法としては、レオパの体色に注目してください。

脱皮後、鮮やかで美しい本来の体色に戻っていれば、問題なく完了したといえます。

脱皮が終わったら…

脱皮後には、古い皮がしっかりと全て取れているかを確認することがとても大切です。

特に指や目の周りは古い皮が残りやすい部分なので、丁寧にチェックするようにしましょう。

もし古い皮が少しでも残っていると、血行不良を引き起こしたり、最悪の場合、感染症につながるリスクがあります。

脱皮はレオパの成長と健康に欠かせないプロセスであり、飼い主に求められるのは注意深い観察と適切な対応です。

次回の記事では、「脱皮不全」に焦点を当て、より詳しく対策やケア方法を解説する予定です。

⇩貴重な脱皮の瞬間です!

2021年6月19日
一生懸命頑張っています

キョン♂の脱皮
シェルターに体をこすりつけてますね。上手に脱皮してます。

手伝ってあげたくなりますが、じっとこらえて脱皮が完了してから最終チェックです!

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最後までお読みいただきありがとうございました♪

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レオパの飼育を始めてみよう!

レオパードゲッコーは爬虫類の中でも比較的カラダが丈夫で、初期費用、ランニングコストの面でも初心者には最適なペットです。

成体になると給餌は一週間に一回、寿命は10~15年と長い間生活を共にできます。

レオパは飼育環境への適応能力も高く、適正な温度と湿度を守っていれば普段あまり家にいない方でも簡単に飼育することができます。
(もちろん飼い主としての責任とモラルは必要です)

⇩⇩こちらを準備したら、あとはレオパちゃんをお迎えするだけです!


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