
こんにちは、ガゼルです。
爬虫類の飼育で一番注意しなければならないことは「温度管理」ですよね。
レオパの「飼育温度」の許容範囲は他の爬虫類に比べると広いと言われていますが、さすがに「ヒーター」無しでは飼育することはできません。
エアコンで室内の温度を一定にしていても、レオパにはホットスポット(床の暖かいところ)が3分の1程度必要なので、パネルヒーターの設置は必須になってきます。
今回はレオパードゲッコーの飼育に欠かせない設備、「パネルヒーター」についてのレビュー記事を書かせていただきます。
レオパにおすすめの「パネルヒーター3選」

今回比較させていただくパネルヒーターは、
- ジェックス「レプタイルヒートXS」
- みどり商会「ピタリ適温プラス1号」
- ビバリア「マルチパネルヒーター8W」
の3点です。
どれも爬虫類の飼育では人気のある商品になります。
どの商品もケージのサイズに合わせてバリエーションが複数ありますので、レオパ飼育で適切なケージのサイズ(約30cm)に合う消費電力のもので比較しています。

管理人は3商品とも使用したことがあるので、実際に使用してみた感想も交えてご紹介したいと思います。
ジェックス「レプタイルヒートXS」
爬虫類用品大手メーカー「ジェックス」社製のパネルヒーター(シートヒーター)です。
管理人はこちらの商品をレオパ飼育を始めてから現在までずっと使用しております。
最大のメリットはリバーシブルタイプなのでケージの置き場所を変えても設置に困らないということですね。
こちらは下の2商品に比べて少し厚みがあります。
設置する際はケージの下に直置きすることができないので、底に空間ができるタイプのケージでなければ使用することができません。
▼レプタイルヒートに合うケージです▼
この商品の主な機能
- 自己温度制御式(PTC)
- ヒーター全面が均一に暖まる
- 異常電流遮断機能
PTS機能はサーモスタットとは異なるので、季節によって断熱や保温などの工夫の必要になってきます。
みどり商会「ピタリ適温プラス1号」
こちらの商品は我が家で使用してまだ日が浅いのですが、今のところ温度は均一に保たれている感じがします。
ON・OFF機能が付いていないのでヒーターは常に暖かい状態でPTCで温度調節している感じです。
この商品の最大のメリットは何といってもヒーター本体の薄さです。
特殊インクを樹脂フィルムでラミネートしているだけなのでペラッペラです。
側面にも貼り付けて使用することもできるようです。(レオパ飼育ではあまり関係はありませんが)
ジェックス「レプタイルヒート」との大きな違いは、温度完全自動制御機能でケース内の温度を自動的に25~29℃に保ってくれます。
我が家でも温度は常に28~29℃をキープしてくれています。

寒暖差がある季節でも安心ですね。
こちらはヒーターの上にケージを直置きできるので、底に空間がないタイプでも使用できます。
汎用性が高いのでケージに合わせて買い替える心配がないのがうれしいですね。
この商品の主な機能
- 温度完全自動制御(PTC)
- 遠赤外線温熱マット
- 多重安全装置
- 自己消化性機能
実際に使用してみて他の2点に比べると、同じ環境でも温度が2℃くらい低いのが気になります。
夏は良いのですが、冬期間がどうなるのか…これから検証が必要です。
ビバリア「マルチパネルヒーター8W」
こちらの商品は、二匹目の「ハナ」のときに一時使用していました。
現在は、一つのパネルヒーターで二つのケージを暖めているので使っていません。
上記の2商品との最大の違いは「設定温度可変ダイヤル」があることですね。
また、パワーランプも付いているので通電されいるかが一目でわかります。
この商品の主な機能
- 自己温度制御機能(PTC)
- 設定温度可変ダイヤル
- 保温確認ランプ
- 遠赤外線ヒーティング
- 生活防水(水中使用不可)
設定温度は25~45℃の間で調節できます。(ヒーターの表面温度です)
我が家では大体45℃に設定していました。(30cmケージで45℃以下では温度不足でした…)
夏場はコンセントから抜いていたのでダイヤルで温度を調節することはあまりなかったです。
「設定温度可変ダイヤル 」は飼育環境によって大変便利な機能ではありますが、我が家では必要性をあまり感じられなかったですね。
ダイヤルが意外と大きいのでケージを並べて置く場合は邪魔になってしまいます。
【パネルヒーター比較表】
ジェックス 「レプタイルヒートxs」 | みどり商会 「ピタリ適温プラス1号」 | ビバリア 「マルチパネルヒーター8W」 | |
サイズ 重量 コード長 | 14.5cm×16cm 145g 1.5m | 18cm×15cm 80g 1.4m | 16cm×16cm 150g 1.2m |
消費電力 | 6W | 4~7W | 8W |
表面温度 | 45℃ | 42℃ | 25~45℃(調節機能付き) |
電気代 (1ヶ月) | 108円 | 50円 | 132円(45℃設定) |
保証期間 | 1年 | 1年 | 1年 |
特徴、メリット | リバーシブルタイプなのでコードの向きを気にしなくてよい | 電気代が安い 自動的に温度をキープ | 手動で表面温度の調節ができる パワーランプ付 |
デメリット | 厚みがある ケージを直置きできない | 温度が低い(他の2商品に比べ温度が上がらない) | 値段が高め ダイヤルが大きくて邪魔になる |
パネルヒーターの使用目的はケージ内を暖めものではありません。
ケージ内温度は室温にも左右されますので、あくまでホットスポットを作るための設備として考えた方がよさそうです。
夏場はケージ内もそれなりに暖まりますが、秋~春にかけては上部ヒーターなどを取り付けてケージ内全体を暖めるようにしましょう。
今回ご紹介した3商品は、性能の差や使い勝手について大きな違いはありません。
どれも爬虫類飼育では人気の商品なだけあって安全でおすすめできます。
実際に使用しても今のところ特に困った点や不具合なども発生してないですね。
それぞれ細かな違いはあるので飼育環境によって使い分けてみるといいと思います。

ちなみに管理人のおすすめとしましては、コストパフォーマンスから考えて「ジェックス」か「みどり商会」の商品になります。
Amazonや楽天では数百円で売られているパネルヒーターや海外製の商品をよく見かけますが、そういった商品は上記で紹介したような「電流遮断」や「温度自動制御」などの機能が付いていないことが多いです。
これらの商品は安全性の面からもあまりおすすめはできません。
パネルヒーターはそこまで高額なものではないので、大切なレオパのためにもそれなりのものを選んであげるようにしましょう。
レオパードゲッコーの飼育の際に少しでも参考にしていただければ幸いです。

レオパの飼育を始めてみよう!
レオパードゲッコーは爬虫類の中でも比較的カラダが丈夫で、初期費用、ランニングコストの面でも初心者には最適なペットです。
成体になると給餌は一週間に一回、寿命は10~15年と長い間生活を共にできます。
レオパは飼育環境への適応能力も高く、適正な温度と湿度を守っていれば普段あまり家にいない方でも簡単に飼育することができます。(もちろん飼い主としての責任とモラルは必要です)
⇩⇩こちらを準備したら、あとはレオパちゃんをお迎えするだけです!