
こんにちは、ガゼルです。
今回はレオパードゲッコーを飼育するために必要な「道具」について解説させていただきます。
レオパは爬虫類の中でも比較的飼育をしやすい方ですが、飼育環境をしっかり整えてあげなければ、いくら丈夫なレオパでも病気になってしまいます。
特に温度と湿度管理には注意が必要です。
爬虫類全般に言えることですが、体温調節ができないので温度管理は飼い主がしてあげなければならないんです。

レオパは単独での飼育が基本となっています。
多頭飼育だとケンカしてしまうことがありますし、下痢や吐しゃ物があった場合、どの個体のものか判別できないので、1つのケージに対して必ず1匹を飼うようにしましょう。
レオパの飼育方法に必要なもの

ケージ
ケージは「プラスチック製」のものと「ガラス製」のものがあります。
ガラス製のケージは傷がつきにくいというメリットがありますが、価格はやや高めです。
プラスチック製は安価ではありますが、経年での変色や傷が付きやすいというデメリットがあります。
値段の差はそこまでないので、管理人は変質しにくいガラス製ケージの方をおすすめします。
サイズは最低30cm×20cmくらいあれば大丈夫ですが、スペースを確保できるのであれば、動物愛護の観点からもう少し広い方が良いと思います。
広いケージの方が運動にもなりますし、レオパードゲッコーの色んな行動を見ることができますからね。
レオパはヤモリの仲間ですが壁や天井に貼り付くことができません。
立体移動をしないのでケージの高さは20cm程あれば十分です。
脱走防止ために必ず蓋つきのものを買うようにしましょう。
ヒーター
飼育する上で特に気を付けなければならないのは「温度と湿度の管理」です。
レオパは変温動物なので自分で体温調節をすることができません。
ですので温度が下がると体調を崩して嘔吐や下痢をしてしまうことがあります。
そのためにヒーターの設置は必須になります。
シートヒーター(パネルヒーター)をケージの底に敷き、床面の3分の1くらいが温まるように設置しましょう。
床面に温度差を設けることでレオパは自分の好きなところへ移動することができます。
また、上からケージ内全体を温めることができる上部ヒーターも設置してあげると寒い冬でも安心です。
▼関連記事▼
シェルター(家)
レオパが隠れる場所をつくります。
ストレスを軽減させるためにもシェルターは必要です。
あまり大き過ぎず、全身が隠れるものが良いですね。
レオパは脱皮の際、体をこすり付けて皮を脱いでいくのでシェルターは脱皮をする時の手助けにもなってくれます。
天面に水を入れることができる「ウェットシェルター」は内部の湿度を上げてくれるのでとても便利です。
▼関連記事▼
温湿度計
温度と湿度を毎日確認するために温湿度計も設置しましょう。
ケージ内温度は25℃~30℃、湿度は50~70%くらいが理想です。
温度を高めに設定すると餌の消化や代謝も良くなります。
床材
床材は、サンド(砂)、デザートソイル(土)、ペットシーツ、キッチンペーパーなどが一般的です。
サンドやデザートソイルは見た目は良いのですが、誤飲してしまう可能性があります。
少量だと糞と一緒に出てくるのですが、大量に飲み込むと腸閉塞を引き起こしてしまうことがあるので最初は注意が必要です。
個人的にはベビーのうちは誤飲防止のため、サンド、ソイル系の床材は避けるべきだと思います。
我が家でも一時デザートソイルにしたことがあるのですが、ソイルをモリモリ食べていたのですぐに使用を止めました。
管理人おすすめの床材は「キッチンペーパー」です。
値段も安いですし交換も楽なので我が家でも使用しています。
レオパは毎回同じところに排泄をする習性があるので、キッチンペーパーを切り分けて敷くと汚れた部分だけを取り換えればいいので他の部分が無駄になりませんよ。
▼関連記事▼
餌
レオパは自然下で昆虫を食べているので、飼い主が虫が苦手でなければコオロギやデュビアなどを与えた方が良いです。
ただ、それだけでは栄養が不足してしまうのでカルシウムやビタミンDといったサプリメントが必要になります。
人工フードを食べる個体であれば「レオパゲル」などの人工餌は栄養価が高く、さらにランニングコストも抑えることができます。
あれば便利なもの
水入れ
レオパの水分補給と湿度を保つためですが、ウェットシェルターでも代用できます。
サーモスタット
ケージ内の温度を一定に保ってくれるので急激な温度の変化があっても安心です。
電気代の節約にもなります。
一年中コンセントを差しっぱなしでOKです。
ピンセット
給餌のときに必要ですが、割りばしでも代用できます。
爬虫類用の除菌スプレー
ケージや飼育道具の掃除に使えるので、あると何かと便利です。
レオパは同じところで排泄をするので(匂いが残っている場所にする)
いつもと違う場所に排泄をした場合、匂いを消すために使うこともできます。
整腸剤
下痢や嘔吐をしたときに使います。
水に混ぜるタイプとエサに混ぜるタイプがあります。
我が家のレオパにも使用したことがありますが、実際効き目があったかは謎です…。
▼我が家ではこちらのケージを使用しています▼
ガラスケージで天面は金網なので上部ヒーターを取り付けても心配ないです。
底はシートヒーターが置けるように隙間が空いています。
▼商品詳細▼
▼生体が触れても火傷しないので安心です▼
▼リバーシブルタイプで裏表どちらでも使えます▼

レオパはとても長生きですからね~。
飼育道具は良いものを揃えてあげましょう。
レオパの飼育を始めてみよう!
レオパードゲッコーは爬虫類の中でも比較的カラダが丈夫で、初期費用、ランニングコストの面でも初心者には最適なペットです。
成体になると給餌は一週間に一回、寿命は10~15年と長い間生活を共にできます。
レオパは飼育環境への適応能力も高く、適正な温度と湿度を守っていれば普段あまり家にいない方でも簡単に飼育することができます。
(もちろん飼い主としての責任とモラルは必要です)
⇩⇩こちらを準備したら、あとはレオパちゃんをお迎えするだけです!