ヒョウモントカゲモドキの目のモルフ、レオパの視力は問題なし

レオパの飼育&情報

こんにちは、ガゼルです。

レオパードゲッコーには数多くの魅力的なモルフが存在します。

代表的な「ハイイエロー」「マックスノー」「タンジェリン」や数種類を掛け合わせた複合モルフなどを含めると数えきれないぐらいあります。

レオパの購入はモルフで選ぶ方がほとんどだと思います。

そんな中で「エクリプス」に代表されるような「目のモルフ」も存在します。

レオパは目にもたくさんの種類があり、現在も新しい瞳の表現が誕生しています。

体の色が同じでも瞳孔と虹彩(人間でいう白目の部分)の色が異なればレオパの印象はガラッと変わります。

今回はレオパの特徴の一つでもある「瞳」について書かせていただきます。

スネーク、アルビノ、ルビーetc「レオパの瞳とモルフ」

ノーマルアイ

白で縁取られた黒い瞳孔に灰色や緑などの虹彩をしている猫の目のような瞳です。

ハイイエローやハイポタンジェリンなどに多く現れ、レオパの中で一番多く発現します。

ノーマルアイ

アルビノアイ

アルビノ系統に多く見られる瞳です。

赤い瞳孔にシャンパンゴールドの虹彩をしています。

一見瞳孔は黒く見えますが、瞳孔が開いたときによく見ると赤い色が確認できます。

アルビノ系のレオパは視力が弱い個体が多いと言われています。

光に弱いのでなるべく暗い場所を選んで飼育する必要があります。

アルビノアイ 出典:http://blog.livedoor.jp/j_yokosuka/archives/9493184.html

マーブルアイ

その名のとおり虹彩の中に黒いマーブル模様が現れます。

インクが滲み出たようになるのが特徴です。

エクリプスと同じ劣性遺伝ですが、遺伝の形質についてはよく解っていないようです。

とても珍しく人気のあるモルフです。

マーブルアイ 出典:http://blog.livedoor.jp/j_hitachinaka/archives/34751199.html

アビシニアン

アビシニアンはエクリプスから派生した目のモルフです。

生みの親は「トレンパーアルビノ」で有名なロン・トレンパー氏で、ラプター×エクリプスから作出されました。

特徴としてはクリーム色の虹彩に赤い血管のようなものが血走っています。

アルビノアイにもよく似ていますね。

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アビシニアン 出典:http://blog.livedoor.jp/ctetrb5641/archives/1004082254.html

ターミネーターアイ

映画「ターミネーター」を彷彿させる、赤い瞳孔に黒い虹彩が特徴的です。

めちゃくちゃかっこよくて強そうな印象があります。

ヤングまでは見られていた表現がアダルトになると消失してしまうことがあります。

エクリプス×スーパーマックスノーで生まれてくる「ギャラクシー」というモルフで発現することがあります。

ショップではなかなか見ることができないとても珍しい瞳です。

ターミネーターアイ 出典:https://www.exotic-supply.com/product/1845

エクリプス

エクリプスは「日食」「月食」の意味を持つように、 全体が黒くなる「フルアイ」 と目の半分が黒くなる「ハーフアイ」があります。

また、右目がフルアイ、左目がハーフアイなど左右の瞳が違う個体も存在します。

フルアイ(ソリッドアイ)

瞳孔と虹彩が黒いので黒一色に見えます。(よく見ると瞳孔がうっすらと確認できます)

うるうるした瞳が特徴でとても人気があるモルフです。

スーパーマックスノーも同じ「黒目」ですが、遺伝子的には異なりエクリプスのフルアイとは違う系統になります。

エクリプス(フルアイ)
スーパーマックスノー 見た目は全く同じ。

ハーフアイ(スネークアイ)

黒い瞳孔で、虹彩は右(または左)半分が黒くなります。

寄り目に見えるのでとても愛嬌があり可愛い瞳をしています。

エクリプスは劣性遺伝でありエクリプス同士を掛け合わせると必ずエクリプスが産まれます。

フルアイ同士を交配させてもハーフアイが産まれたり、その逆もあります。

どちらが出現するかは産まれるまで解りません。

エクリプス(ハーフアイ) 出典:http://blog.livedoor.jp/luck_up74/archives/25303043.html

レッドアイ(ルビーアイ)

ラプター、レーダー、ディアブロブランコなどに見られる赤一色の透き通ったきれいな瞳です。

アルビノの遺伝子を持ったモルフに発現し、個体により黒っぽいものや明るい色が存在します。

アルビノアイと同じように視力が弱いので明るい場所が苦手です。

ルビーアイ 出典:https://www.exotic-supply.com/
出典:https://www.petstation.jp/index.php

レオパードゲッコーの視力について

エクリプス、スーパーマックスノー、アルビノなど目に特徴のあるモルフは一般的に視力が悪いとされています。

特にアルビノは光に弱いので昼間の捕食は苦手と言われていますが、レオパは特にスキンシップを求めているわけではありませんし、給餌も飼い主側がしっかりサポートしてあげれば飼育する上では特に問題はありません。

我が家にいるエクリプスに関しては視力が悪いと思ったことは一度もないですね。

ノーマルアイのレオパと比べても違いはありません。

スーパーマックスノーの子は空間把握が苦手なので餌との距離感が掴みづらい感じはしますが、飼い主の顔はしっかり見えていますし餌も目で追います。

レオパは嗅覚と聴覚が優れており、視覚に頼る部分が人間に比べて少ないので、視力弱いとされているモルフはケージの設置場所や給餌の仕方などに少し配慮する必要がありますが、健康上特に問題はなく飼育で困ることはありません。

視力?そんなの関係ねえよ。

ハナ
ハナ

そうだね。わたしたちは耳と鼻が良いから。

つぶ
つぶ

ご主人様が親切にしてくれるから大丈夫!

レオパの飼育を始めてみよう!

レオパードゲッコーは爬虫類の中でも比較的カラダが丈夫で、初期費用、ランニングコストの面でも初心者には最適なペットです。

成体になると給餌は一週間に一回、寿命は10~15年と長い間生活を共にできます。

レオパは飼育環境への適応能力も高く、適正な温度と湿度を守っていれば普段あまり家にいない方でも簡単に飼育することができます。(もちろん飼い主としての責任とモラルは必要です)

⇩⇩こちらを準備したら、あとはレオパちゃんをお迎えするだけです!

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