レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)のうんち、健康個体も下痢になる

レオパの飼育&情報

はじめに

こんにちは、ガゼルです。

ペットを飼育していたら排泄の処理は欠かせないものです。

レオパードゲッコーも人間と同じで排泄の間隔やうんちの状態によってある程度の健康状態がわかります。

今回はレオパードゲッコーの健康のバロメーターにもなる「うんち」について解説させていただきます。

健康なうんちとは

基本的にレオパードゲッコーは食べたら食べた分の量だけうんちをします。

ベビーの時は毎日ごはんを食べるのでうんちは毎日します。

ベビー時は一回に食べる量が少ないのでうんちは米粒ほどの大きさですが、アダルトになると餌は1週間に一度しか食べないので、排泄の回数は減りますが一回にするうんちの量は多くなります。

だいたいうんちは角にする

レオパの健康なうんちは焦げ茶色で細長い形状をしています。

排泄直後の元気なうんちは若干アンモニア臭がしますが、時間が経つと臭いは徐々に薄れていきます。

ですので「臭いでレオパの排泄に気付く」ということはありません。

うんちは夜中にすることが多いので残念ながら排泄行為を見ることはできません。

毎回、朝に⇧⇧このような少し乾いた状態で発見することになります。

基本的に尿と一緒に排泄されるのでうんちの周りはビショビショに濡れています。

こちらは時間経っているので乾いています。

⇧⇧時には一回に2個することも!

うんちに混ざっている白い物体は「尿酸」といって尿が固形化したもので特に異常ではありません。

尿酸は毎回うんちに混ざって出てきます。

このようにたまに尿酸だけのときもあります。レオパがうんちを食べたわけではありませんよ(笑)

尿酸とは…卵の中で育つ爬虫類は孵化するまでの間、アンモニアを含む自らの尿で中毒症状を起こしてしまいます。魚類や両生類は水中で卵が成長するので尿は水に流れていきますが、爬虫類や鳥類は殻に覆われているため、外に排出することができないのです。そのため、有害物質が卵の中で溶けないように進化の過程で尿酸として固まるようになったのです。

レオパは基本的に巣(シェルター)から離れた壁際でうんちをする習性があります。

ケージの四隅や設置している小物の横などにします。

自分のうんちの匂いを憶えているので、この習性を利用してトイレのしつけをすることができます。

トイレの場所が固定されると掃除がとっても楽になりますよ!

排泄の兆候

レオパは排泄の前に独特な行動をとることがあります。

  • 落ち着きが無くなる
  • 壁際を行ったり来たりする
  • 排泄口を舐める

これらの行動が見られたらうんちをする可能性がとても高いです。

排泄は夜中にすることが多いのですが、もし上記のような行動を確認できたらスマホを用意しましょう。

貴重な映像が撮れるかもしれません。

特に3番目は可能性大です!

⇩⇩このように排泄口を舐め始めたらうんちのサインです。

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⇩⇩このような感じで尿とうんちを一緒にします。

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下痢や便秘の対処法

いつもの固形のうんちではなく、ペースト状や茶色の液状になっていたら下痢のサインです。

健康なレオパでも下痢なりやすい個体がいるので、もしこの状態が数回続くのようであれば対応策を考えなければなりませんね。

レオパは適切な温度設定にしないと下痢または便秘になってしまうことがよくあります。

床が冷たいと便秘を引き起こす原因にもなるので、必ずパネルヒーターホットスポットをつくります。

レオパは餌を消化するため自らお腹を暖めにいくのでホットスポットがあることで便秘の解消や予防にもつながります。

また、ストレスも要因の一つとして考えられるので、下痢や便秘気味のときはハンドリングは避けるべきです。

外からに観察する程度にしてそっとしておきましょう。

同じ飼育環境でも下痢になる個体もいる

⇧⇧この画像は我が家で飼っている「キョン」のうんちです。

ほかのレオパと同じ飼育環境でもキョンは数回に一度このようなうんちをします。

昔は「吐き戻し」もたまにあったので、もともと消化器官が弱い個体なのかもしれませんね。

キョン(モルフ:エクリプス)

もし下痢や便秘が数回続くようなら「レプラーゼ」という爬虫類専用の整腸剤を試してみましょう。

粉末状になった本剤を飲み水に入れて溶いたり、餌に混ぜて与えます。

これで下痢や便秘が治ったという話をよく聞くので個体によっては効果があると思います。

キョンにも一時与えていたことがありますが、正直効いたという実感はありませんでした。

慢性的に下痢を繰り返す個体にはあまり効果がないのかもしれません。

レオパードゲッコーの下痢はそれほど珍しいことではありませんが、下痢が何日も続いていたり、「お腹が張っている」「痩せてきている」など見た目で異常が感じられるときは「クリプト感染症」「腸閉塞」などの病気にかかっている可能性もあるので、専門の病院で診てもらうことをおすすめします。

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最後までお読みいただきありがとうございました♪

▼レオパの寒さ対策についてはこちらから▼

レオパの飼育を始めてみよう!

レオパードゲッコーは爬虫類の中でも比較的カラダが丈夫で、初期費用、ランニングコストの面でも初心者には最適なペットです。

成体になると給餌は一週間に一回、寿命は10~15年と長い間生活を共にできます。

レオパは飼育環境への適応能力も高く、適正な温度と湿度を守っていれば普段あまり家にいない方でも簡単に飼育することができます。
(もちろん飼い主としての責任とモラルは必要です)

⇩⇩こちらを準備したら、あとはレオパちゃんをお迎えするだけです!

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