レオパードゲッコーは多頭飼育できる?メリット・デメリットを解説

レオパの飼育&情報

こんにちは、ガゼルです。

レオパードゲッコーを飼い始めると、その飼育のしやすさから2匹目、3匹目と手を出してしまう飼い主さんはとても多いです。

レオパの数が増えていくと「大きめのケージで複数飼育すると電気代も安く上がり飼育も楽なのでは…」と感じる方もいらっしゃると思います。

多頭飼いではレオパ同士、お互いの反応や単独飼育では見られないようなコミュニケーションが観察できるかもしれませんね。

爬虫類の中では「多頭飼育」ができる種類も少なからず存在します。

今回は「レオパは多頭飼育をできるのか?」について書いてみたいと思います。

レオパードゲッコーは多頭飼育できるのか?

結論から言いますとレオパの多頭飼育は可能ではあります。

しかし、そのためには色んな条件をクリアする必要があります。

飼い主の都合だけで多頭飼育してしまうとケンカをしたり、ストレスで体調を崩してしまう可能性もあるんです。

そして、餌と間違い尻尾に噛みついて自切してしまう危険性もあります。

多頭飼育をする場合、毎日しっかり観察して、相性が悪ければすぐに離す必要があります。

飼い主が気を付けなければ大事故につながってしまうことも…

【多頭飼育の注意点】

オス同士は厳禁!

レオパは野生下では繁殖期になるとオス一匹に対して、複数のメスが集まり「ハーレム」をつくります。

そのためオス同士を同じケージに入れてしまうと縄張り争いのためにケンカをしてしまい、お互いを傷つけてしまう可能性があります。

どうしても多頭飼いをしたいのであれば、オス(一匹)とメス、または全てメス同士で飼育しなければいけません。

アダルトとベビーの同居はNG

体の大きいアダルトサイズのレオパがベビーのレオパを見たとき、餌と間違えて反射的に噛みついてしまうことがあります。

アダルトレオパはピンクマウスなど大きい餌も飲み込むことができるので、ベビーと同じケージに入れてしまうのは大変危険です。

同居させる場合は同じくらいのサイズのレオパを飼育するようにしましょう。

ケージは大きなものを選び、シェルターはレオパの数だけ用意する

狭いケージだと逃げ場がなくなりレオパにストレスがかかってしまいます。

ストレス軽減のためにも大きいケージを使用し、レオパの数以上のシェルターを用意する必要があります。

相性がいい個体同士だと同じシェルターで寝ることもあるようですが、最初はそれぞれ一匹で安らげる空間をつくってあげたほうがいいです。

【多頭飼育によるデメリット】

個体別に餌を食べたかを把握しずらい

どうしても元気なレオパがたくさん餌を食べてしまいます。

活き餌を与える場合、レオパがどれだけ餌を食べたかを把握できるように個別でピンセットで与えるようにしましょう。

給餌のときは興奮してしまうのでケンカをすることもあります。

他のレオパが近寄ってこないようになるべく離れた場所で個別に給餌することをおすすめします。

嘔吐や下痢をしたときの個別判断

デリケートな個体だと温度、湿度の変化やストレスで嘔吐や下痢をしてしまいます。

多頭飼育の場合はどの個体のものかが判断しずらいので、レオパが病気になってしまっている時には発見が遅れてしまいます。

レオパは自分の糞尿の臭いを憶えていて同じ場所で排泄をする習性がありますが、いつもと違う場所にしてしまうこともよくあります。

多頭飼育の場合、 この個別判断が非常に難しいため、吐しゃ物や下痢を発見したときは個体を別々のケージに入れて観察する必要があります。

細菌感染のリスク

「クリプト感染症」などの細菌に感染している個体がいる場合、他の個体にも感染してしまいます。

何年も飼育していてレオパの見た目に異常がないのであれば細菌感染の可能性はありませんが、 ベビー同士で初めて同居させる場合は、お迎え時にすでに感染している可能性もあるため、特にベビー同士で同居させる場合は気を付ける必要があります。

意図しない繁殖

レオパを人工的に繁殖させる場合、一時的に温度管理などの環境を整える必要がありますが、多頭飼育をしていると予期していないときに交尾が行われ、繁殖してしまうことがあります。

レオパは一回の交尾で最大10個ほど卵を産みます。

ベビーの行き先が決まってないのであればオスとメス同居は避けた方がいいですね。

レオパードゲッコーはあくまでも単独飼育が基本です

メス同士での飼育は可能ではありますが、相性が悪ければケンカもします。

また、多頭飼いには大きいケージが必要なので、単独で小さいケージを複数用意するのとではスペース的にさほど違いはありません。

排泄物の掃除のときは逆にレオパが複数いると大変ですよね…。

以上のことを考えると多頭飼育にはデメリットの方が多く(というかメリットはない…)繁殖のとき以外はあえて多頭飼育をする意味はないと思います。

【多頭飼育の主なデメリット】
  • ケンカの可能性
  • 病気の発見が遅れる
  • 必要のない繁殖
  • 細菌感染のリスク
  • 掃除の手間がかかる

つぶ
つぶ

みんなで暮らすと楽しそうだね。。

ハナ
ハナ

わたしは1匹の方がいいな~。

キョン
キョン

俺たちにもプライバシーは必要なんだぞ。

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最後までお読みいただきありがとうございました♪

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レオパの飼育を始めてみよう!

レオパードゲッコーは爬虫類の中でも比較的カラダが丈夫で、初期費用、ランニングコストの面でも初心者には最適なペットです。

成体になると給餌は一週間に一回、寿命は10~15年と長い間生活を共にできます。

レオパは飼育環境への適応能力も高く、適正な温度と湿度を守っていれば普段あまり家にいない方でも簡単に飼育することができます。
(もちろん飼い主としての責任とモラルは必要です)

⇩⇩こちらを準備したら、あとはレオパちゃんをお迎えするだけです!

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