はじめに
こんにちは、ガゼルです。
度々ご紹介していますが、我が家で飼っているレオパはお迎え時からずっと「人工フード」で飼育しています。
餌の喰いつきが良い日と悪い日はありますが、人工フードを食べなくなり「やむを得ず昆虫を与えた」ということは今の時点ではありません。
昆虫しか食べない個体もよくいるそうなので、虫が苦手な飼い主にとっては「とりあえず人工の餌を食べる個体で良かったな~」と思っています。
ただ、飼い主さんによってはより自然下に近い環境で育てたいので昆虫食にされている方や、昆虫を自家繁殖させて餌代を他のコストに充てている方なども多数いらっしゃいます。
人それぞれ色んな考え方があるのでどれが正解というものはありません。
今回は我が家で与えている人工フード3点「レオパゲル」「レオパドライ」「レオパブレンドフード」のレビュー記事になります。
それぞれの特徴や嗜好性の違い、実際に与えてみた感想などについて書かせていただきます。
人工フード比較3選
人工フードの革命児、手間いらずの「レオパゲル」
「株式会社キョーリン」が5年間研究を重ねて完成した最強の人工フードです。
固形の粒状になっている人口餌が多い中、このレオパゲルはその名の通り「ゲル状」になっています。
アルミパックに入っていて使用する分だけを絞り出してピンセットで取ればいいので給餌に手間がかかりません。
汚れるのがピンセットだけなので掃除も非常に楽ですね♪
ショップやブリーダーさんでは基本的に生き餌を与えていることが多いです。
レオパをお迎えして実際に人工フードを食べるのか不安になると思いますが、この「レオパゲル」は嗜好性がとても高いので、高確率でレオパは食べてくれます。
主原料は「ミルワーム」なのでレオパが大好きなはずですね。。
レオパに不足しがちな栄養もしっかり入っています。
我が家のレオパたちも最初はこの「レオパゲル」から入りました。
コストパフォーマンスも良く、通常サイズの60g入りで、我が家では1ヶ月で3匹のレオパを飼育できてしまいます。
金額も1000円以下です。
ちなみにこちらは冷蔵保管で賞味期限1ヶ月となっているので、余ってしまったら捨てることになります。
モチモチ食感・腸内環境にやさしい「レオパドライ」
こちらも「レオパゲル」と同じ「キョーリン」の商品です。
レオパゲルとほとんど同じ成分で作られています。
ドライタイプのペレットに3~5分吸水させて与えます。
水分を多く含ませてしまうと崩れやすいので吸水は3分以内がおすすめです。
レオパゲルと比べると吸水させる分ひと手間加わります。
こちらは栄養価が非常に高く、1粒でコオロギ2.5匹分のカロリーに匹敵します。
しかし、レオパゲルに比べて好みがはっきり分かれます。
我が家のレオパもこちらの商品は食べるときと食べないときあります。
キョーリンも「レオパドライを食べないときは、レオパゲルと組み合わせてください」と言っているように、レオパゲルを食べないとき用のサブの餌として使用しています。
こちらには、善玉菌の「ひかり菌」が配合されているのでレオパの腸内環境を整えてくれる作用も期待できます。
栄養価が高い「レオパブレンドフード」
爬虫類や観賞魚に関する商品で最も大きな企業である「ジェックス株式会社」が販売しています。
流通も多くレオパードゲッコー用の人工フードではとてもメジャーな商品です。
「レオパブレンドフード」も、「レオパドライ」と同じようなペレット状で、約3分間水に浸してから与えます。
「レオパドライ」と比べると粒のサイズは小さめです。
こちらは「レオパゲル」を食べない個体が好んで食べてくれるため、我が家ではとても重宝しています。
この商品は、たんぱく質が35%以上含まれるなど、3つの商品の中でも最も栄養価に優れています。
欠点としては、「レオパドライ」がもっちりしているのに対して、こちらはパサパサしているため、レオパが口に入れたときに崩れてしまうことが多く、床に散らかってしまうことがあります。
ただし、栄養価が高く嗜好性も高いため、基本的にどのレオパも安定的に食べてくれます。
他の2つの商品に比べると臭いが強めです。
使用した感じでは、総合的に見て一番良い商品だと感じています。
▼人工フード3商品比較表▼
レオパゲル | レオパドライ | レオパブレンドフード | |
発売日 | 2017年2月 | 2019年6月 | 2018年3月 |
主原料 | ミルワーム | ミルワーム | アメリカミズアブ幼虫 |
成 分 | たんぱく質10%以上、脂質1.0%以上、粗繊維2.5%以上、水分80%以下、灰分3.5%以下、リン0.1%以上 | たんぱく質33%以上、脂質6.0%以上、粗繊維10%以上、水分10%以下、灰分11%以下、リン0.3%以上 | たんぱく質35%以上、脂質10%以上、粗繊維5%以上、水分10%以下、灰分6.5%以下、カルシウム1.3%以上 |
メリット | ゲル状なので食べ残しがない 吸水の必要がない | 栄養価が高い 保管期間が長い 整腸作用がある | 栄養価が高い 保管期間が長い 食べる個体が多い |
デメリット | 落とすと床材が汚れる 賞味期限が短い | 食べない個体がいる 吸水が必要 | 崩れて散らかりやすい 吸水が必要 臭いが強い |
賞味期限 | 開封前2年 開封後1ヶ月 | 開封前2年 | 開封前2年 |
保 管 | 開封前常温 開封後冷蔵 | 常 温 | 常 温 |
表を見てもわかる通り、「レオパドライ」「ブレンドフード」はたんぱく質、脂質多く含まれています。
成長過程の幼体には栄養価が高いこちらのフードがおすすめですが、食べない個体がいます。
「レオパゲル」を食べるのあれば、栄養的にも特に問題ないのでレオパゲルのみの飼育でも大丈夫です。
実際にレオパゲルの食いつきはすごく良いですし、美味しそうに食べています(人間目線で…)
開封後の賞味期限が1ヶ月と短いので、レオパ1匹だけの飼育では余ってしまいます。
無駄を無くしたいのであればドライタイプのほうが良さそうです。
さいごに…
爬虫類向けの人工フードの開発はどんどん進んでおり、嗜好性の高い人工フードはレオパブームを後押しする役割を果たしています。
今回ご紹介した3つの商品は、その一例であり、比較的最近発売されたものです。
レオパは、ペットとして人気が高まっている爬虫類で、近年、その需要が急増しています。
このような需要増加に伴い、レオパの飼育用品や餌など、関連商品の市場もどんどん拡大しています。
実際管理人もレオパが昆虫飼育しかできないとなると飼っていなかったのかもしれません…。
レオパゲルってとってもおいしいよね。
わたしはブレンドフードのほうが好き。
最近のマイブームはレオパドライだな。
みんな、企業努力に感謝だね!
レオパの飼育を始めてみよう!
レオパードゲッコーは爬虫類の中でも比較的カラダが丈夫で、初期費用、ランニングコストの面でも初心者には最適なペットです。
成体になると給餌は一週間に一回、寿命は10~15年と長い間生活を共にできます。
レオパは飼育環境への適応能力も高く、適正な温度と湿度を守っていれば普段あまり家にいない方でも簡単に飼育することができます。
(もちろん飼い主としての責任とモラルは必要です)
上でご紹介したフードに加え⇩⇩こちらを準備したら、あとはレオパちゃんをお迎えするだけです!