ヒョウモントカゲモドキの「床材選び7選」メリットとデメリットを解説

商品レビュー

こんにちは、ガゼルです。

レオパードゲッコーの飼育に欠かせないものとして「床材」があります。

床材選びは飼育環境やレオパとの相性、飼い主さんの飼育の価値観によって変わります。

床材にはそれぞれメリットとデメリットがあり、どれが正解というものはありません。

今回は、そんな飼育のセンスが問われる「床材選び」について解説したいと思います。

レオパードゲッコーの飼育に大切な「床材7選」

デザートソイル(赤玉土)

比較的野生環境に近いと言われる「デザートソイル」は天然の赤土を原料に作られています。

消臭性があり、湿度が高く保てるのが最大のメリットです。

排泄物を吸収して固めてくれるので、小型のスコップなどで部分的に取り除けばよいので処理はとても簡単です。

消臭効果の持続性から約6か月程度で全て新しいものと交換する必要があります。

レオパードゲッコーは穴を掘る習性があるので、ソイルにすることで穴掘りができてストレス解消にもつながります。

湿度が高く保てない飼育環境にはこちらがおすすめです。

ケージ内が曇るぐらい湿度が上がるので、レオパの水分補給にも役立ってくれます。

床材をデザートソイルにしてケージ内に流木などを置くと自然下に近い環境をつくり出すことができます。

レオパはミネラルが不足すると自らソイル食べてしまうことがあります。

ソイルは糞と一緒に出てきますが、たくさん食べているようだと腸閉塞になってしまう可能性もあるため、他の床材への交換が必要です。

レイアウト的にウェットシェルターは、ジェックスの「モイストロック」が相性バッチリです。

サンド(砂)

見た目重視で選ぶなら断然こちらです。

サンドには「ホワイトサンド」「デザートサンド」などがあります。

「ホワイトサンド」は白くて粒子が細かいので、きれいな砂浜のようなレイアウトになります。

「デザートサンド」は赤茶色をしているので野生環境でもある砂漠に近い状態になりますね。

デザートソイルと同じく、レオパの穴掘りでストレス解消にもなります。

サンド系は熱帯魚用の小物などを無造作に置くだけでケージ内をおしゃれにしてくれます。

糞尿を固めてくれる商品もあるので、そういったものを使うととても便利ですね。

ただ、粒子が細かいので掃除やハンドリングの際にけっこう散らかってしまうので掃除が大変です。

また、サンド系も誤飲の可能性があり、給餌のときは注意が必要です。

特に生き餌をケージ内に入れていると餌と一緒に誤飲してしまう可能性があるので給餌は必ずピンセットで与えるようにしましょう。

サンド系は臭いが染み込みやすいので1ヶ月に一度の交換が必要です。

ウォールナッツサンド

こちらはクルミの殻を砕いて細かくした天然の床材です。

デザートソイルのような自然下に近い見た目になります。

消臭効果が高く、天然素材なので誤飲してしまっても安全です。

サンドに比べて軽量で吸収性も良いので排泄の処理も楽です。

この「ウォールナッツサンド」は最近とても人気があり、アマゾンでは現在一番売れている床材となっています。

ソイル、サンドは廃棄が自治体によりちょっと面倒なのですが、こちらは燃えるゴミで捨てられるので処分に困ってしまうことがありません。

カルシウムサンド

こちらもサンド系の床材で、カルシウムを豊富に含んだ天然の岩石から作られています。

ホワイトサンドに比べ粒子は粗く、色が明るいので排泄物を見つけやすいのが特徴です。

ストレス解消の穴掘りもできますね。

こちらは消臭効果はそれほど高くありません。

誤飲に関しては天然石を使用しているので特に害はないとされています。

レオパに不足しがちなカルシウム捕れるというメリットもあります。

ただし、基本的に誤飲は良くないものなのでこちらも注意する必要はありますね。

上記のサンド系床材に比べると突出したメリットがないので、管理人はあえて「カルシウムサンド」にする必要はないかなと思います。

レオパと飼い主との相性が良く、使い勝手が良いと感じたら使用する価値はあると思います。

レオパの体色は床材の色も関係していると言われています。体の発色を良くしたいのであればこちらがおすすめです。

人工芝

人工芝のメリットは誤食の心配がなく、何度でも洗って使えることです。

一度買ってしまえば、他の床材のように交換する必要がありません。

排泄をする場所だけ部分的にカットすれば掃除もとても簡単です。

しかし、交換の必要のない人工芝でも経年劣化により芝が剥がれてくることがあるので、レオパの安全を考えると定期的な交換が必要です。

緑を基調にしたレイアウトにしたいにであれば「人工芝」一択ですね。

ホームセンターに行くと色んなタイプの人工芝が売っています。

100円ショップで購入することもできますよ。

ペットシーツ

キッチンペーパーと比較されることが多い「ペットシーツ」ですが、手軽に使えてコスパが良く大変便利です。

キッチンペーパーに比べると吸収力と消臭に優れています。

また、シート系の床材は誤飲の可能性が少ないので安心して使うことができます。

(誤飲の可能性はゼロではありません)

犬猫用の物も使えますが、サイズが大きのでレオパには小動物用のペットシーツがおすすめです。

好みの問題ですが、ペットシーツの色が「トイレ感」が出ているのでレイアウト的にはあまりよくないですね。

キッチンペーパー

こちらも「ペットシーツ」同様コスパが良く、交換が楽なのがメリットです。

白いので排泄をした時にはすぐ発見することができます。

何枚かに切り分けて敷くと排泄をした箇所だけの交換で済むので掃除もとても簡単です。

ただ、他の床材に比べると消臭効果が全くないので糞尿の臭いはします。

排泄を発見したらすぐに取り換えるようにしましょう。

管理人は色々試して現在はこのキッチンペーパーで落ち着いています。

ケージ内は殺風景になってしまいますが、交換が楽ですし清潔感が保てます。

ペットシーツ同様誤飲は少ないですがカット面がささくれていると、そこを食べてしまう危険性があります。

▼床材比較表▼

見た目体の発色消臭効果高湿度安全性
デザートソイル×
サンド×××
ウォールナッツサンド××
カルシウムサンド×
人工芝××
ペットシーツ××
キッチンペーパー×××

最後に…

ベビーのときは誤飲の可能性が高いため、ソイル、サンド系の床材は個人的にはあまりおすすめできません。

ある程度レオパが大きくなってから色々な床材を試してみるのが良いですね。

また、サンド系の床材を使用している環境では餌に砂が付いてしまうので必ずピンセットで給餌することです。

床材選びは、見た目、コスパ、利便性になど、視点によって異なります。

レオパの飼育はレイアウトをどのようにするのか考えるのも楽しみの一つですね。

ネットやSNSでは参考になるケージレイアウトをたくさん見つけることができます。

植物や流木などを置いて野生下に近いレイアウトにしたり、カラフルで可愛い感じにすることもできます。

小物を自作してオリジナリティーを出してみるのも楽しいですね。

床材選びは飼い主の好みになってしまいますが、レオパとの相性も重要です。

そのため、なるべくレオパにストレスがかからない床材を選ぶことが大切です。

とにかく狭いところに入りたいつぶちゃん
<br>

最後までお読みいただきありがとうございました♪

▼レオパの寒さ対策についてはこちらから▼

レオパの飼育を始めてみよう!

レオパードゲッコーは爬虫類の中でも比較的カラダが丈夫で、初期費用、ランニングコストの面でも初心者には最適なペットです。

成体になると給餌は一週間に一回、寿命は10~15年と長い間生活を共にできます。

レオパは飼育環境への適応能力も高く、適正な温度と湿度を守っていれば普段あまり家にいない方でも簡単に飼育することができます。
(もちろん飼い主としての責任とモラルは必要です)

⇩⇩こちらを準備したら、あとはレオパちゃんをお迎えするだけです!

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