こんにちは、ガゼルです。
はじめに
人工フードは昆虫などの「活き餌」比べて簡易的であるため、飼育者にとって大変に便利ですよね。
新しい人工フードは科学的な研究や情報に基づいて開発されており、レオパードゲッコーに必要な栄養素をバランスよく含んでいます。
また、昆虫食での栄養面の不足や偏りを防ぎ、レオパの健康を維持する役割を果たしてくれます。
一定の品質と衛生状態を保つことができるため、感染症や寄生虫などのリスクを低減する助けにもなるんです。
人工フードの普及が飼育のハードルを下げていることも、昨今のレオパブームの要因の一つにもなっています。
2023年新商品「コオロギペースト」
日本動物薬品(ニチドウ) が2023年、新たな人工フード「コオロギペースト6g×5本入」を発売しました。
安心して与えられる昆虫食爬虫類用のフードで、主成分は「ヨーロッパイエコオロギの粉末」となっています。
人間用に殖やされたコオロギを使用し、レオパに必須の「ビタミンD3」や「カルシウム」もバランスよく配合されているので、安全性や栄養面からみても安心な商品です。
嗜好性が高いフード
コオロギペーストは、レオパが大好きな「ヨーロッパイエコオロギ」の粉末を使用したペースト状で、スティック一本にはコオロギ11匹分の栄養が詰まっています。
嗜好性が高く、人工フードに慣れている個体なら問題なく摂取してくれるとされています。
また、ピンセットでも与えやすい適度な硬さで「レプタイルピューレ」のように床に落ちてしまうことがありません。
未開封時は常温保存可能で、開封後は使い切りとなっています。
レオパードゲッコー用のフード?
こちらの商品はレオパードゲッコー用のフードという訳ではありません。
嗜好の違いはありますが、昆虫食の爬虫類全てに対応しています。
他の人工フードでも、レオパードゲッコーの写真がプリントされている「レオパ○○」などの商品はほとんどが昆虫食爬虫類用となっています。
開封してみましょう!
早速商品を開封してみます。
中にはスティック状のフードが5本入っています。
5本でコオロギが55匹分、つまり一本11匹分の栄養が摂取できることになります。
活き餌では「ビタミンD」「カルシウム」などが不足するためサプリメントを添加しますが、コオロギペーストにはレオパに必要な栄養素が全て入っているので安心です。
中身は「チョコレートペースト」のような触感でしっかりとした粘度があり、開封しても「レプタイルピューレ」のようにポタポタ落ちてきません。
全て出しきってもこのように形状が保たれています。
給餌はピンセットで与えたり、開封口ら直接与えることもできます。
人工フード特有の匂いも微かにしますね。
気になる原材料は…
原材料は、「 コオロギ粉末」「米粉」「ビタミンE」「炭酸カルシウム」「ビタミンD3」
保証成分、「粗タンパク質18.0%以上」「粗脂肪3.5%以上」「粗繊維3.5%以下」「粗灰分2.5%以下」「水分70.0%以下」
エネルギー、8.0kcal/本
となっています。
モチモチねっとり感の正体は「米粉」だったんですね。
他の人気のある人工フードと成分を比較してみましょう。
保証成分比較表
コオロギペースト | レオパゲル | レオパブレンドフード | |
原材料 | ヨーロッパイエコオロギ | ミルワームミール | アメリカミズアブ幼虫 |
蛋白質 | 18.0%以上 | 10%以上 | 35%以上 |
脂肪 | 3.5%以上 | 1.0%以上 | 10%以上 |
食物繊維 | 3.5%以下 | 2.5%以下 | 5%以下 |
灰分 | 2.5%以下 | 3.0%以下 | 6.5%以下 |
水分 | 70%以下 | 80%以下 | 10%以下 |
とてもバランスが取れている印象です。
やはり、ここでも「レオパブレンドフード」の栄養価の高さが目立ちます。
実食です!
スーパハイポタンジェリン「ハナ」
初めて見る餌に興味はありそうですが、恐る恐る食べていますね。
空腹なのに、この食べ方から見るとあまり好みではないようです。
そもそもハナは気まぐれで「レオパゲル」など、他のフードも食べないことがよくあります。
ハナが大好きな「レオパブレンドフード」に比べると、明らかに喰いつきが悪いです。
食感も違うので少々戸惑っているのでしょうか…。
スーパーマックスノー「つぶ」
ハナと対照的なつぶの反応です。
自ら絞り出すように食べています(笑)
元がコオロギなのでレオパが嫌いなはずはありませんね。
このフードは粘り気が強いので飲み込むのに時間がかかるようです。
口の中に違和感があるのか、つぶは何回もこのように口をパクパクしていました。
エクリプス「キョン」
最後に何でも食べる大食漢のキョンは期待通りの反応を示してくれました!
素晴らしい食べ方ですね。
やはり口の周りには食べカスが残ってしまいます。
コオロギペーストは他のフードに比べてねっとりしているので、どうしても口の周りにまとわりついてしまいます。
ですので、味は好きですが3匹とも食べずらそうな印象が見て取れます。
ちなみに、つぶとキョンは1本完食でハナは半分ほどしか食べませんでした。
飼い主側からすると、床に垂れたり、散乱することがないので掃除の手間が省けで助かります。
コスパ的にどうなの?
今回は、「アマゾン」の最安価格で1000円で購入することができました。
アダルトのレオパだと1本完食してしまうので、一食あたり200円となりますね。
月額だと1000円(1袋)です。
「レオパゲル」だと3匹で1か月一袋(60g)で足りるので、月額約800円のレオパゲルと比べると金額的には割高になります。
さいごに
近年、レオパードゲッコーは人気のあるペットであり飼育者さんの数も増加しています。
人工フードはレオパの主食である「昆虫(活き餌)が苦手な方」や「給餌をもっと手軽にしたい」という飼育者さんの需要に応えるため、市場には多様な選択肢が存在しています。
ペットフード業界では継続的な研究と技術の進歩が行われており、今後も優れた人工フードが開発されることが期待されます。
人工フードの「利便性」「栄養バランス」「衛生状態の管理」の向上が、レオパードゲッコーの飼育をさらに快適なものにし、今後も飼育人口の増加にもつながっていくと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました♪
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レオパの飼育を始めてみよう!
レオパードゲッコーは爬虫類の中でも比較的カラダが丈夫で、初期費用、ランニングコストの面でも初心者には最適なペットです。
成体になると給餌は一週間に一回、寿命は10~15年と長い間生活を共にできます。
レオパは飼育環境への適応能力も高く、適正な温度と湿度を守っていれば普段あまり家にいない方でも簡単に飼育することができます。
(もちろん飼い主としての責任とモラルは必要です)
⇩⇩こちらを準備したら、あとはレオパちゃんをお迎えするだけです!