レオパの生息地について

こんにちは、ガゼルです。

レオパードゲッコーは、ペットとして世界中で人気がありますが、野生ではイラン、アフガニスタン、パキスタン、インド北西部の乾燥地帯に生息しています。
これらの地域は岩や砂漠が広がり、昼間は30℃以上になることが多く、雨がほとんど降らない厳しい環境です。
ただし、乾燥しているとはいえ、レオパは昼間に岩陰や土穴、葉っぱの陰などに隠れて過ごしており、そのおかげで周囲にはある程度の湿度が保たれています。
このような自然環境に適応しているため、ペットとして飼育する際にも温度と湿度の管理が重要となるのです。

レオパの生態

レオパードゲッコーは夜行性の爬虫類で、夜になると巣穴から出て餌を探します。
レオパが生息する砂漠地帯は食料が乏しく、生存のための独自の適応能力を進化させてきました。
その中でも特徴的なのが太くて弾力のある尻尾で、この尻尾には栄養分を蓄える機能があります。
脂肪を蓄積することで、食料が得られない厳しい環境でも長期間生き延びることが可能となったのです。
謎の拒食期間

レオパードゲッコーを飼育する際には、その自然な生態に基づいた飼育が欠かせません。
例えば、肥満や内臓への負担を防ぐため、餌は一週間に一回与えるのが適切とされています。
この方法は、レオパが時々見せる「拒食期間」にも対応でき、空腹期間を設けることで餌への興味を維持し、拒食を防ぐ効果もあります。
また、野生ではオス同士が縄張りを巡って争う一方、繁殖期にはオスが複数のメスを集めてハーレムを形成することがあります。
そのため、飼育環境ではオス同士の複数飼育は避けるべきで、ケンカを防ぐために基本的には単独飼育が推奨されます。
繁殖目的で複数飼育を行う場合でも、ケージ内にオスは一匹だけにすることが重要です。
これらのポイントを守ることで、レオパの健康と快適な飼育環境を保つことができます。
日本にもトカゲモドキの野生種が?
日本にはレオパードゲッコーの野生個体はいませんが、奄美大島や沖縄諸島には日本固有のトカゲモドキ類が複数生息しています。
クロイワトカゲモドキやヤンバルトカゲモドキ、ケラマトカゲモドキなどがその代表で、それぞれ特定の島や地域に限られた生息地を持ち、生態系の中で重要な役割を果たしています。
しかし、環境の変化や人類の活動の影響で、これらの種はすべて絶滅の危機に瀕しています。
そのため、現在は法律によって保護され、捕獲や流通は厳しく禁じられています。
最後に…

2020年、これまで知られていたレオパードゲッコーの生息地に新たな発見がありました。
ネパールで初めてヒョウモントカゲモドキが確認されたのです。
アフガニスタンやパキスタンなど中東地域の岩礁地帯と類似した環境を持つ国々にも、まだ発見されていないレオパードゲッコーの個体群が存在する可能性があります。
この発見は、レオパの生息域が従来考えられていたよりも広範囲に及ぶ可能性を示唆しているのです。

最後までお読みいただきありがとうございました♪
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レオパの飼育を始めてみよう!
レオパードゲッコーは爬虫類の中でも比較的カラダが丈夫で、初期費用、ランニングコストの面でも初心者には最適なペットです。
成体になると給餌は一週間に一回、寿命は10~15年と長い間生活を共にできます。
レオパは飼育環境への適応能力も高く、適正な温度と湿度を守っていれば普段あまり家にいない方でも簡単に飼育することができます。
(もちろん飼い主としての責任とモラルは必要です)
⇩⇩こちらを準備したら、あとはレオパちゃんをお迎えするだけです!