はじめに
こんにちは、ガゼルです。
いつも話題に事欠かないスーパーハイポタンジェリンのハナちゃんですが、現在は産卵期間の真っ只中で2クラッチまで終了しております。
拒食気味になり、お腹も大きくなってきたので、そろそろ3クラッチ目の産卵に突入と思い準備していましたが、2クラッチ目終了から1ヶ月経過しても産卵の気配が全くありません。
ハナは、過去に2回の産卵周期を繰り返してきましたが、基本的に2週間刻みできれいな卵を2個づつ産んできました。
今回のように1ヶ月も間隔が空いたことはなく、お腹も破裂しそうになるくらいどんどん大きくなっています。
さすがに今回は少し心配になり、初めてハナを動物病院に連れていくことにしました。
爬虫類専門の病院が少ない!
私が住む札幌市には、動物病院がたくさんありますが、ほとんどが犬猫の診療のみで、爬虫類を診てくれる病院は非常に少ないのです。
ネットでエキゾチックアニマルの診療を行っている病院を調べて電話しましたが、レオパードゲッコーを診てくれるところがなかなか見つかりませんでした。
4件目の電話でようやく発見し、急いでハナを病院に連れて行くことにしました。
初めての診療
ハナを虫カゴに入れての車移動は初めてでしたが、そこはマイページなレオパなので慣れない環境に動じる様子もなく無事に病院に着きました。
レントゲンとエコー検査をしてもらい抱卵は確認できましたが、卵がまだ下りてきていないので産卵にはもう少し時間がかかるとのことです。
現在ところ心配していた卵詰まりではなく1週間後に再診することとなりました。
もし卵詰まりを起こしていたら最悪の場合開腹での摘出となります。レオパのような小動物には非常にダメージが大きいのでとりあえず一安心です。
ちなみに先生のお話では、数年前まではレオパードゲッコーの診察はよくあったようですが、最近では件数が減ってきたそうです。
おそらく、レオパードゲッコーの過熱感が落ち着き、飼い主さんが飼育に慣れてきたためと思われます。
レオパは適切な飼育環境であればほとんど病気に罹ることはないので、基本的には動物病院とは無縁のペットです。
折角なのでレントゲンとエコーの画像を撮っておけばよかった…。
数日後無事に産卵も…
病院での診察から数日後、ハナは何事も無かったかのように卵を産みました。
しかし、その卵はいつものツルんとした楕円形の卵ではなく、奇形卵とも言えるような不思議な形状だったのです。
⇩⇩こちらはいつもの卵
しかし、今回の卵は…
このように形がいびつで大きさも不揃いです。
奇形卵は栄養不足やストレス、また温度管理などが原因と言われますが、いつもと同じ環境でハナにも特別変わった様子はありませんでした。
調べてみるとレオパードゲッコーにも奇形卵(特に無精卵に多い)は稀にあるらしく、原因はよく解ってないみたいですね。
個体が元気なら特に問題はないようです。
これは何!?
そして数日後…今度は私も初めて見る謎の液体を発見してしまうのです。
カスタードクリームのような粘度のある液体がハナのトイレの場所に…
これは吐しゃ物なのか排泄物なのか全く解らずSNSで回答を求めることにしました。
すると、卵に形成されなかった無精卵では?とのご意見を頂きました。
確かにいつもの抱卵よりお腹は1.5倍ほど大きくなり、上記の産卵後でもお腹はふっくらしております。
実は卵の他にもこのようなペーストになった液体がお腹の中に詰まっていたのです!
そして、これだけでは終わらなかった!
ハナの不可解な産卵もやっと終了かと安心していた矢先、またしても産卵のサインである穴掘りを始めたのです!
撤去した産卵床をセットして見守ることにしました…。
すると翌日もこのような2つの卵が…ひとつは完全無形性の状態です。
そして、翌日も!!
さらに翌日、卵になれなかった卵がまた産み落とされておりました。
これだけのものがお腹に入っていたのにもかかわらず、ハナは何事も無かったようにいつも通りのマイペースで、焦っていたのは飼い主だけのようです。
また一つ勉強になりました。。
見解!
今回の現象は、何らかの原因により産卵が長引てしまったため、3クラッチ目と4クラッチ目の卵が同時に(4つの卵が)お腹の中に入っていたものと思われます。
そのため4クラッチ目の卵は正常に発育せず、未形成のまま体外に排出されたのです。
レオパードゲッコーの飼育は比較的簡単ですが、このような数奇な出来事は度々起こっています。
それらの経験を通じて飼い主としてのスキルの向上が実感でき、責任感と柔軟な対応の重要性を再確認しております。
これからもレオパとの日常を大切にしながら、新たな発見や学びを提供していきたいと思います。。
最後までお読みいただきありがとうございました♪
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レオパの飼育を始めてみよう!
レオパードゲッコーは爬虫類の中でも比較的カラダが丈夫で、初期費用、ランニングコストの面でも初心者には最適なペットです。
成体になると給餌は一週間に一回、寿命は10~15年と長い間生活を共にできます。
レオパは飼育環境への適応能力も高く、適正な温度と湿度を守っていれば普段あまり家にいない方でも簡単に飼育することができます。
(もちろん飼い主としての責任とモラルは必要です)
⇩⇩こちらを準備したら、あとはレオパちゃんをお迎えするだけです!