はじめに
こんにちは、ガゼルです。
今回は、レオパードゲッコーの面白い行動シリーズの第2弾です。
前回では、「あくび」や「レオパダンス」など、日常で見せてくれる面白い行動をご紹介させていただきましたが、レオパにはまだまだ謎の行動がたくさんあります。
特に興味深い面白い行動などをいくつかご紹介させていただきます。
まだある「レオパードゲッコーの面白い行動」
片目を閉じる
「ヤモリ」には瞼がありませんが、同じヤモリの仲間なのにレオパードゲッコーには瞼があります。
睡眠中は目と閉じ、瞬きもします。
レオパが他の爬虫類に比べ表情豊かに見えるのはこの瞼があるためなんです。
確かに瞼が存在しないヤモリ「クレステッドゲッコー」や「トッケイヤモリ」などは無表情に見えますよね。
レオパはよく片目だけを閉じていることがあります。
開いている目の方で物を動かしても反応が無いことが多いので、寝ているのかもしれません。
野生動物の中には外敵から身を守るため、睡眠中でも片方の脳だけ起きている状態「半球睡眠」ができる種もいます。
脳が小さいレオパ(爬虫類)がこれに当たるのかは謎ですが、ウインクした状態で固まっている姿は「かわいい」の一言です。
かわいい寝姿
レオパ夜行性の爬虫類なので昼間は大抵寝ています。
シェルターの中で引きこもっているときもありますが、ホットスポット(床のヒーターがあるところ)の上で気持ちよさそうに寝ていることも多いですね。
時にはシェルターにもたれかかったり、壁に寄りかかって立って寝ていることもあります。
レオパはとにかく寝るのが大好きです。
お迎え後、シェルターの中にずっと引きこもっているような個体は、まだ環境に馴れていないのでしばらくそっとしておきましょう。
逆に明るい時間帯にシェルターの外で寝ていたら飼育環境に馴れてきた証拠です。
耳(耳孔)の開閉が自由自在
目の後ろについている大きな穴がレオパの耳です。
耳の中を覗くと反対側の耳の穴が確認できるので、哺乳類に比べレオパの耳の中はとても簡単な構造です。
耳の中をよく見ると鼓膜があるのが解ります。
ベビーの時はこの鼓膜が手前に張っているので容易に確認することができます。
実はレオパは視力があまりよくない分、聴力がとても発達しているのです。
音にはとても敏感で、人間が出す生活音にもよく反応しています。
普段は耳は大きく開いている状態ですが、耳の近くを刺激すると穴が小さくなり耳は完全に塞がります。
外部からの大きな音や水の侵入を防ぐための防衛反応ですね。
体のどの部分を触っても動じない個体でも耳の近くを触ると嫌がる素振りをするので、耳はあまり刺激しないようにしましょう。
穴を掘る
床材にソイルやサンド系のもの使用していると穴を掘る仕草を見ることができます。
野生下でのレオパは東インドや中東の乾燥した地域に生息しています。
湿気を求めて土を掘ったり、巣穴を作る習性が飼育下でも見ることができるのです。
穴掘りは行動が活発になる夜中にしていることが多いので、脱皮と同じようにあまり見ることはできませんが、床材をソイルなどにしているとたまに見ることができます。
穴掘りはシェルターの中やケージの隅でする傾向があり、これも外敵から身を隠すための習性です。
ここ数十年レオパは人口繁殖での個体しか流通していませんが、野生の本能はまだしっかり残っています。
前足で一生懸命土をかき出す姿を見ているとつい応援したくなってしまいます。
レオパスマイル
面白い行動とは少し違いますが、レオパは口角が上がっているので常に微笑んでいるかのように見えます。
愛好家の中では「レオパスマイル」とも言われていますが、上記でも書いた「まぶた」とも相重なって他の爬虫類と比べてもレオパはとても表情を豊かに見えてしまいます。
人間でも口角が上がっているのと下がっているのとでは見た目の印象が全く違いますよね。
その点、レオパは見た目でとっても得をしてます。。
レオパスマイルを見ると幸せな気持ちになれます。
レオパはその優しい見た目と同じように性格もおっとりしているので、飼い主を選ばない癒し系のペットです。
▼レオパードゲッコー入門の方に▼
最後までお読みいただきありがとうございました♪
レオパの飼育を始めてみよう!
レオパードゲッコーは爬虫類の中でも比較的カラダが丈夫で、初期費用、ランニングコストの面でも初心者には最適なペットです。
成体になると給餌は一週間に一回、寿命は10~15年と長い間生活を共にできます。
レオパは飼育環境への適応能力も高く、適正な温度と湿度を守っていれば普段あまり家にいない方でも簡単に飼育することができます。
(もちろん飼い主としての責任とモラルは必要です)
⇩⇩こちらを準備したら、あとはレオパちゃんをお迎えするだけです!