2024年版レオパードゲッコーの人気モルフを解説

レオパの飼育&情報

はじめに

こんにちはガゼルです!

色とりどりな模様、独特な瞳の色、そして驚くほど多様な遺伝的特徴…

カラフルなレオパードゲッコーのモルフ(品種)はまるでアート作品のようです。

多様な色合いや模様を持つこれらのモルフは、レオパ愛好家の心を惹きつけています。

本記事では、長年根強い人気をもつモルフについてご紹介します。

あなたの理想のレオパが見つかる手助けとなれれば幸いです。。

人気モルフとその特徴

【ハイイエロー】

「ハイイエロー」は、1972年頃に野生個体から選別交配で作られたモルフです。

鮮やかな黄色の体に黒い豹紋が特徴で、成長とともに模様が変化していきます。

目は「ノーマルアイ」と呼ばれ、黒い瞳孔の周りが白く縁取られています。

比較的安価で入手しやすく、ペットショップでも容易に見つけられます。

飼育がしやすく、成長による模様の変化を楽しめるのもハイイエローの魅力の一つです。

参考価格3,000円〜6,000円

【タンジェリン】

「タンジェリン」は、鮮やかなオレンジ色の体色が特徴的な人気モルフです。

体にスポットが少ないか全くない個体もあり、その名前は果物のタンジェリン(みかん)に由来します。

1990年代に開発され、「キャロットテール」や「スーパーハイポタンジェリン」など様々なバリエーションが存在しています。

成長とともに色が濃くなる傾向があり、キャロットテールと呼ばれる尻尾のオレンジ色が強い個体は特に人気があります。

ハイイエローと同様、比較的入手しやすく、その美しい外観から日本では多くの愛好家に支持されています。

参考価格10,000円〜50,000円

【マックスノー】

「マックスノー」は、白地に黒い斑点が特徴的な人気品種で、通常のスノーモルフよりも白さが際立ちます。

生まれたときから白い体色を持ち、成長とともに黒い斑点が現れます。

個体によっては黄色が目立つようになり、ハイイエローと似た外観になることもあります。

遺伝的には劣性遺伝で、両親がマックスノー遺伝子を持っている必要があります。

その美しい外観と希少性から根強い人気があり、他のモルフとの掛け合わせによって新しい品種を生み出す際にも重要な役割を果たしています。

参考価格10,000円〜30,000円

【スーパーマックスノー】

「スーパーマックスノー」は、白地に黒い斑点が散らばった美しい外観をもち、昨今のレオパ人気を牽引するほど人気が高いモルフです。

色素が完全に消失し、真っ黒な瞳(ウルウルした黒目)を持ちます。

成長とともに見られる模様の変化が少ないのが特徴です。

マックスノー同士の交配で25%、マックスノーとスーパーマックスノーの交配で50%の確率で誕生します。

他のモルフとの掛け合わせにも適しており、「ブレイジングブリザード」や「ギャラクシー」などの新しいモルフを生み出すのに重要な役割を果たします。

参考価格:15,000円から30,000円

【ブラックナイト】

ブラックナイトは、レオパの中でも特に黒色が強く現れるモルフです。

オランダのブリーダーである「Ferry Zuumond」氏が15年以上の歳月をかけて開発しました

従来のオレンジ系や白系統の明るい色を追求する流れとは逆の発想で、メラニスティックと呼ばれる黒化個体をさらに進化させた形で、より完全な黒色を目指して作られています。

単純に黒い個体を選別交配することで作出された品種で、突然変異や他品種との交配によるものではありません

レオパードゲッコーの愛好家の間で高い人気を誇り、独特の魅力を放つモルフとして注目されています。

ブラックナイトの特徴として、その血筋を守るため、市場に出回るのはほとんどがメスに限られています

参考価格:100,000円から300,000円

【エクリプス】

このモルフの最も特徴的な点は、その独特な瞳の色彩にあります。

通常のレオパードゲッコーが黄金色や茶色の瞳を持つのに対し、エクリプスは全体的に黒や濃い色の瞳を持ちます。

この特徴的な瞳の色は、虹彩全体に黒色素が広がることによって生じます。

エクリプスは、単独で存在するだけでなく、他のモルフと組み合わせることで、さらに魅力的な個体を生み出すことが可能です。

例えば、アルビノやブラッドといった他のモルフと掛け合わせることで、体色と目の色のコントラストが際立つ個体が誕生します。

このモルフは遺伝的に劣性形質であるため、両親がエクリプス遺伝子を持っている場合にのみ子孫に現れます。

エクリプス系モルフは、その独特の外観と希少性から、レオパードゲッコー愛好家の間で高い人気を誇っています。

参考価格:10,000円から30,000円

【ブリザード】

このモルフは、色素生成が通常の個体よりも少ないために白化を起こした個体を指します。

その結果、ブリザード系のモルフは、レオパードゲッコーの特徴的な豹紋を持たない、ほぼ真っ白な外観となります。

純白から薄いクリーム色まで幅があり、個体によって若干の違いが見られます。

また、目の色は通常、赤や黒などの暗い色をしており、この白い体と暗い目のコントラストが、ブリザード系モルフの魅力の一つとなっています。

遺伝的に劣性形質であるため、両親がブリザード遺伝子を持っている場合にのみ子孫に現れます。

そのため、繁殖では慎重な選択交配が必要となります。

また、他のモルフと掛け合わせることで、さらに魅力的な個体を生み出すことも可能です。

参考価格:10,000円から30,000円

【トレンパーアルビノ】

アメリカの有名ブリーダー「ロン・トレンパー」氏によって作出されたこのモルフは、レオパードゲッコーのアルビノ系統の中で最も一般的で流通量の多いものとされています

トレンパーアルビノの特徴的な外観は、黄色をベースとした体色に、ピンクや薄紫色の模様が現れる独特の色彩パターンで、赤い瞳孔とクリーム色の虹彩を持つ「アルビノアイ」と呼ばれる瞳を持ちます。

この瞳の色は、トレンパーアルビノを他のモルフから容易に識別できる特徴となっています。

トレンパーアルビノは、レオパードゲッコーの3つの主要なアルビノ系統(トレンパー、ベル、レインウォーター)の中で最も人気があり、多くのブリーダーや爬虫類ショップで見かけることができます。

美しい外観と比較的入手しやすい価格帯から、初心者からマニアまで幅広い飼育者に支持されています。

最後に…

レオパードゲッコーの価格は、個体の流通量や購入場所によっても大きく異なります。

特に、「ブラックナイト」のような希少性がある珍しいモルフは高額になりがちです。

新しいモルフは常に開発されており、現在では100種類以上が存在し、その数は増え続けています。

ペットショップでは、さまざまな色や模様のレオパが並んでおり、飼育者は自分の好みや予算に合った個体を選ぶことができます。

この多様性こそがレオパの魅力でもあり、初心者からマニアまで幅広い人々に人気がある理由なのです!

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最後までお読みいただきありがとうございました♪

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レオパの飼育を始めてみよう!

レオパードゲッコーは爬虫類の中でも比較的カラダが丈夫で、初期費用、ランニングコストの面でも初心者には最適なペットです。

成体になると給餌は一週間に一回、寿命は10~15年と長い間生活を共にできます。

レオパは飼育環境への適応能力も高く、適正な温度と湿度を守っていれば普段あまり家にいない方でも簡単に飼育することができます。
(もちろん飼い主としての責任とモラルは必要です)

⇩⇩こちらを準備したら、あとはレオパちゃんをお迎えするだけです!

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