はじめに
こんにちは、ガゼルです。
今回はレオパードゲッコーのお友達シリーズです。
コミカルな顔立ちが特徴的なレオパと同じヤモリの仲間に属する「クレステッドゲッコー」の魅力について書かせていただきます。
SNSでも大人気「クレステッドゲッコー」とは
「クレステッドゲッコー」とは、有隣目イシヤモリ科に分類されるトカゲの一種で、和名では「オウカンミカドヤモリ」と言います。
頭部から背中にかけて王冠のような突起が並んでいるのが名前の由来です。
爬虫類愛好家の中では「クレス」と略されることが多いようです。
SNSなどを見ていると、クレステッドゲッコーを飼育している方が非常に多いことがわかります。
最近のクレス人気の高さがうかがえますね。
日本では樹上棲のヤモリの中では最も人気がある爬虫類です。
樹上棲のヤモリは「趾下薄板」(しかはくばん)と言われる器官が吸盤のようになっており、垂直のガラスなども登ることができます。
一応、同じヤモリに分類されているレオパには、この「趾下薄板」がないため壁面を登ることができません。
絶滅危惧種だった!?
実は、この「クレステッドゲッコー」は1866年に初めて発見されてから100年以上も再発見されておらず、絶滅したのではないかと囁かれていました。
1994年に再び発見されてから、繁殖個体が流通して現在はペットとして飼われるようになったのです。
当時は一匹100万円以上していたそうです!
現在、野生下のクレステッドゲッコーはニューカレドニアの固有種となっており輸出禁止となっています。
爬虫類初心者にもおすすめ!
クレステッドゲッコーは、レオパと同じ夜行性なので飼育環境がよく似ています。
ウェットシェルター、ヒーター、床材など共通している用具も多いです。
また、クレス用の人工フードも発売されていて、現在は人工フードのみでの飼育も可能となっています。
とてもおっとりした性格なので、爬虫類初心者でも気軽に飼うことができます。
そして、レオパと同じように「モルフ」がたくさん存在するのもクレスの魅力の一つでもあります。
単色系の「ノーマル」「パターンレス」や横縞模様が入っている「タイガー」、レオパのようなスポットがたくさんある「ダルメシアン」などがあり、現在も繁殖下でモルフは増え続けています。
レオパードゲッコーもそうですが、モルフってかっこいい名前が多いですよね。
他にもハーレクイン、ファイア、ピンストライプなどがあります。
フロッピーテールとは…
レオパ飼育との大きな違いはクレスは樹上棲ヤモリなので立体移動します。
ケージが狭いと頭を下にして壁に貼り付き、尻尾が90度前方に倒れて癖がついてします。
この状態を「フロッピーテール」と言います。
レオパのような地表棲ヤモリにはない現象ですね。
そのため、レオパのケージは高さ20cm程あれば充分ですが、クレスには40~50cm程の高さを必要とします。
そして、ケージ内には立体行動ができるようにコルクや流木などを置かなければなりません。
クレスの飼育には前面が開閉できるガラスケージがとっても便利です。
【クレスvsレオパ 比較表】
| クレステッドゲッコー (和名:オオカンミカドヤモリ) | レオパードゲッコー (和名:ヒョウモントカゲモドキ) |
生息地 | ニューカレドニア南部の森林地帯 | 中東地域の乾燥した砂漠、草原地帯 |
飼育温度・湿度 | 23~27℃・50~70% | 20~30℃・50~70% |
餌 | 昆虫・果物・人工餌 | 昆虫・人工餌 |
寿命 | 10~15年 | 10~15年 |
体長・体重 | 20cm前後・45~50g | 20~25mm・60~80g |
性格 | 大人しい 動きが遅い ハンドリングができる | 活発で元気 カラダが丈夫 ハンドリングができる |
最後に
爬虫類にあまり馴染みがない人にとっては「クレステッドゲッコー」の見た目はちょっと不気味に感じるかもしれません。
実際、私も最初は「なんだこの生き物は~」と思っていましたが、レオパを飼っているとクレスの顔もだんだんと可愛く思えてきました。
不思議なもので爬虫類を飼育していると他のトカゲやカメやヘビに至るまで全ての爬虫類に興味が出てくるんですね。
大人しくてとても飼いやすいので、小型の爬虫類の飼育を考えているいる方は、この「クレステッドゲッコー」を選択肢に入れてもいいかもしれませんね。。
最後までお読みいただきありがとうございました〜🎵
レオパの飼育を始めてみよう!
レオパードゲッコーは爬虫類の中でも比較的カラダが丈夫で、初期費用、ランニングコストの面でも初心者には最適なペットです。
成体になると給餌は一週間に一回、寿命は10~15年と長い間生活を共にできます。
レオパは飼育環境への適応能力も高く、適正な温度と湿度を守っていれば普段あまり家にいない方でも簡単に飼育することができます。
(もちろん飼い主としての責任とモラルは必要です)
⇩⇩こちらを準備したら、あとはレオパちゃんをお迎えするだけです!