はじめに
こんにちは、ガゼルです。
レオパードゲッコーの飼育で特に気を付けなければならない「乾燥」や「結露」を招く温度管理です。
日本には四季があるので、レオパ飼育者さんは季節によって適切な温度や湿度設定をされているかと思います。
実はこの問題を解消してくれるすばらしい商品がジェックス社から販売されているのはご存知でしょうか…。
商名は「MOIST KEEPER」と言います。
管理人はこの商品の存在は知ってはいましたが、我が家の飼育環境では特に湿度について困っていなかったので今まで使うことがありませんでした。
ただ、同じ飼育環境でもケージによって湿度に若干の違いがあるので、この商品を使うことによって、その違いが無くなるのかを今回検証してみることにしました。
GEX【MOIST KEEPER】とは
「MOIST KEEPER」は観賞魚や爬虫類飼育に特化したペット用品メーカーの「ジェックス社」が、2021年2月に発売された比較的新しい商品です。
本体サイズは1万円札ほどの大きさで床材の下に敷いて使用します。
セラミック製で生きたバクテリアが乾燥した状態で中に入っています。
⇧⇧このような状態で入っています。
スマホケースのような形状ですね。
このデザインのスマホケースがあったら絶対買いますよ~。
セラミック製のプレートで落としたら割れてしまうので取扱い注意です。
反対側はこんな感じ。
開封後は白い粉が付くので衣類などに付かないよう気を付けましょう。
湿度を上げるためには濡らした状態でシェルターや床材の下に敷きます。
多孔質構造なので、しばらく水に浸しておくと水分を吸収していきます。
設置後も霧吹きなどで床材の上からMOISTKEEPERに水分を含ませることによって、安定的に湿度を保ってくれます。
逆に湿度を抑えたい場所には乾燥した状態で置いて使用します。
某メーカーの「珪藻土」には有害物質が混ざっていたので、その後回収騒ぎがありましたが、こちらの商品にはそういったのもは一切入っていないので安心して使うことができます。
MOIST KEEPERは過度な湿度の変化に対応するために湿度管理の補助的な役割をしてくれるわけです。
こんな便利な商品が1000円ほどで購入できるはうれしい限りです。。
実際に使用してみて
「室温22℃、湿度55%」「ケージ内温度30度、62%」
この環境でMOIST KEEPERを乾燥した状態で設置してみました。
水入れの下にセット完了。
1時間後どうなっているでしょうか?
結果は…
変わらず!
なぜか温度は下がっています(^_^;)
次にMOIST KEEPERをたっぷりと濡らした状態で1時間置いてみました。
1時間後…
4%上がりましたね。
うーん…誤差の範囲…。
霧吹きを内壁に吹きかけた方が一時的に湿度はもっと上がります。
おそらく管理人は使い方を間違っていますね(^_^;)
商品の説明にも「湿度を上げたいときは濡れた状態でシェルターの下に置く」となっています。
また、効果が少ない時は複数枚並べて使うといいそうです。
結論…
今回の使い方では湿度、温度の大きな変化はありませんでしたね。
ウェットシェルターで湿度が十分に保たれている環境ではあまり意味がありません。
また、床材にキッチンペーパーを使用している方にも効果は薄いと思います。
相性がよいのは湿度の調節が必要なデザートソイルなどでしょう…。
「MOIST KEEPER」の威力が発揮される環境は
1.床材にデザートソイルを使用している
ソイル(土)にはもともと水分が多く含くまれているので結露を起こすことが多々あります。
カビの繫殖が気になるときにこのMOIST KEEPERをソイルの下に数枚乾燥した状態で置くと余計な水分を吸収してくれるので効果が期待できると思います。
2.ウェットシェルターを使用していない
ケージの中でも特にシェルター内の湿度は重要です。
そもそもレオパードゲッコーの飼育ではウェットシェルターは使用は必須ですが、上部に水皿がついていないタイプなどはMOIST KEEPERをシェルターの真下に置くことでシェルター内の湿度が上がります。
2.脱皮不全防止
レオパの脱皮には十分な湿度が必要です。
脱皮不全により爪が抜けたり、指先や尻尾が壊死してしまったりと重大な事故につながることもあるので、そろそろ脱皮かな…と感じたらMOIST KEEPERを数枚濡らして置いておくと少し安心できますね。
普段からケージ内の湿度が50~70%に保たれている環境では、特この商品を使う必要はありません。
「なぜか湿度が上がらない(下がらない)」「結露が気になる」、また梅雨時期や乾燥時期など湿度が安定しない時に補助的な目的としてはお値段的にもおすすめできる商品です。
しかもこのMOIST KEEPERは使用期限がなく、定期的に水洗いや天日干しをすることによって繰り返し使うことができるんです。
ただし、構造的に水分と一緒に汚れも吸収してしまうので変色には気を付けなければならないですね。
この商品はリアル店舗ではあまり見ないので、Amazonや楽天市場などネットショップで購入するのが手っ取り早くおすすめです!
最後までお読みいただきありがとうございました♪
【レオパの飼育を始めてみよう!】
レオパードゲッコーは爬虫類の中でも比較的カラダが丈夫で、初期費用、ランニングコストの面でも初心者には最適なペットです。
成体になると給餌は一週間に一回、寿命は10~15年と長い間生活を共にできます。
レオパは飼育環境への適応能力も高く、適正な温度と湿度を守っていれば普段あまり家にいない方でも簡単に飼育することができます。
(もちろん飼い主としての責任とモラルは必要です)
⇩⇩こちらを準備したら、あとはレオパちゃんをお迎えするだけです!