レオパの性別判断。ヒョウモントカゲモドキの特徴オスとメスの違い

レオパの飼育&情報

はじめに

こんにちは、ガゼルです。

レオパードゲッコーを飼育する際、性別は繁殖以外ではあまり重要ではないものの、多くの飼い主が気になる点ですよね。

これからレオパの飼育を考えている方や繁殖を計画している方にとって、性別の判断方法は非常に役立つ情報となります。

特に繁殖を考えている場合、オスとメスのペアリングが必須になるため、この知識は必要不可欠です。

本記事では、レオパのオスとメスの見分け方を、我が家で飼育している個体「キョン」と「ハナ」を例に詳しく解説します。

レオパの性別の見分け方

レオパードゲッコーの性別は、生後3か月から1年ほどで判断できるようになります。

オスは生後3か月を過ぎたあたりから尾の付け根にある特徴が現れます。

オスには「クロアカルサック」と呼ばれる丸いふくらみが2つあり、これはヘミペニス(生殖器)を収納する袋で、オスにしか見られません。

この袋は成長とともに膨らんでいきます。

また、オスの排泄口の上部には逆V字型の「前腔孔」という鱗も確認できるようになります。

↑↑こちらはオスのキョンの尻尾の裏側です。

オスの特徴であるクロアカルサックが2つが確認できますね。

中には生殖器であるへミペニスが収納されています。

前腔孔という逆V字型の鱗も確認できます。 

こちらの角度の方がクロアカルサックがわかりやすいですね。

ちなみにマイペースなキョンはいつもこの状態でも動かずジッとしています。

開いた足の指がとてもかわいいです…。

続いてメスのハナの画像になります。

キョンとは違い、クロアカルサックと前腔孔がありません。

ハナは1歳を過ぎてもオスの特徴が表れていないので、メスであることがほぼ確定です。

性別を狙って買うには

ベビーの段階では、性別を判断する特徴であるクロアカルサックや前腔孔がまだ明確に現れていないため、ショップの店員さんでも正確に判断することは困難です。

最近のショップでは生後2ヶ月程度の個体から販売されることが多いため、購入時に性別を確認するのは非常に難しくなっています。

特定の性別のレオパードゲッコーを飼育したい場合は、ある程度成長した個体を選ぶか、爬虫類専門店に相談することをお勧めします。

また、米国からの輸入個体では、生後1ヶ月程度でも性別が公表されて販売されることがあります。

爬虫類イベントなどでは、性別が判明している若い個体も多く販売されているため、特定の性別のレオパを購入したい方は、こういったイベントに積極的に参加しましょう。

産み分け可能なレオパの性別


レオパの性別は、孵化時の温度によって決定されます。

28℃以下ではほぼ全てがメスになり、30℃では70%がメスになります。

31℃前後ではオスとメスが半々になり、32℃ではほぼ全てがオスになります。

興味深いことに、34℃に達するとまたほぼメスになります。

この温度依存性のメカニズムは、種の生存戦略と深く関連しています。

多くの温度帯でメスが生まれやすくなっているのは、メスの数が多い方が子孫を残すために有利だからです。

これは、一匹のオスが複数のメスと交配できるため、メスの数が種の繁殖率を左右しているからです。

この生物学的な特性により、ショップでもメスのレオパが多く販売される傾向にあります。

最後に…

性別を判断するには、レオパを仰向けにする必要があるため、ハンドリングに慣れていない個体には無理に急ぐべきではありません。

飼育環境に慣れ、飼い主との信頼関係が築かれてから、ゆっくりと確認することが大切です。

また、性別は、個体の性格や気質について直接的な関連はないようです。

「キョン」と「ハナ」は、正反対の気質を持っていますが、これは個体差によるものが大きく、性別とは無関係だと考えられます。

サイズに関しては、一般的にオスの方がメスより大きくなる傾向があります。

体重では、オスがメスの1.5倍から2倍近くになることもあります。

そのため、身体が大きいレオパを飼育したいのであればオスを選ぶ方が良いでしょう。

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最後までお読みいただきありがとうございました♪

レオパの飼育を始めてみよう!

レオパードゲッコーは爬虫類の中でも比較的カラダが丈夫で、初期費用、ランニングコストの面でも初心者には最適なペットです。

成体になると給餌は一週間に一回、寿命は10~15年と長い間生活を共にできます。

レオパは飼育環境への適応能力も高く、適正な温度と湿度を守っていれば普段あまり家にいない方でも簡単に飼育することができます。
(もちろん飼い主としての責任とモラルは必要です)
⇩⇩こちらを準備したら、あとはレオパちゃんをお迎えするだけです!

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