レオパはトイレを覚える?
こんにちは、ガゼルです。
レオパードゲッコーは、驚くべきことに、トイレを覚える能力を持っています。
飼い主にとって、ペットが決まった場所で排泄することは非常に便利ですが、爬虫類でこのような習性があるとは意外に思えるかもしれません。
実際に観察していると、確かに特定の場所を排泄場所として選ぶ傾向があります。
この習性は、野生での生存戦略に由来すると考えられており、巣から離れた場所に排泄することで、捕食者に自分の存在を悟られにくくしているのです。
飼育下でも、シェルターから離れた場所、特にケージの隅を排泄場所として選ぶことが多いようです。
この興味深い習性を理解し、適切なトイレのしつけを行うことで、レオパードゲッコーの飼育をより快適にすることが可能となります。
レオパの排泄について
レオパードゲッコーは、
- 排泄を隅っこにする
- シェルターから離れた場所にする
- 自分の糞の匂いを憶える
などといった習性をもっています。
冒頭でも触れましたが、「野生では捕食者に気づかれないよう巣から離れた場所に排泄する」という本能は飼育下でも継続され、シェルターから離れた場所、特にケージの四隅のどこかを排泄場所として選ぶ傾向があります。
この習性を活かしてトイレのしつけを効果的に行うには、ケージ内をシンプルに保つことが重要です。障害物が多いと、レオパードゲッコーにとって「隅」の認識が難しくなってしまいます。
一度排泄場所が決まると、その場所の匂いを記憶し、継続的にその場所を使用するようになります。
たまに失敗することはありますが、基本的に同じ場所で排泄を行うため、飼育管理がとても楽になります。
適切な環境を整えることで、ペットと飼い主の双方にとって快適な飼育環境を作り出すことができるのです。
トイレのしつけ方のコツ
レオパは、一度排泄した場所の匂いを記憶し、次回も同じ場所で排泄する傾向があるので、この習性を利用して、トイレのしつけを行う際には、排泄後にその場所に少しだけ糞を残しておくと、再び同じ場所で排泄するようになります。
もしレオパがトイレ以外の場所に排泄してしまったときは、爬虫類用の除菌スプレーを使って、その糞の匂いをしっかりと取り除きます。
これにより、ペットが誤った場所で排泄するのを防ぎ、トイレの習慣を定着させることができます。
爬虫類用の除菌・消臭スプレー「テラリウム・デオ」はレオパが舐めても大丈夫です!
①糞の匂いをトイレに付ける
⇩⇩
②失敗したら匂いを消す
これを繰り返すことでレオパはトイレを覚えてくれるようになります。
個体差はありますが、レオパのトイレのしつけはそこまで苦労することなくできると思います。
最初に排泄をした場所をトイレにすると成功率が高いです!
このあとは、同じところに排泄してくれるかしばらく観察するようにします。
シェルターの中や水入れにしてしまう個体もいるので、そのようなときは、①と②を根気よく繰り返しましょう。
我が家のレオパたちは…
トイレのしつけは、個体によって大きく異なります。
我が家の例を出すと、スーパーハイポタンジェリンの「ハナ」は最初は水入れに排泄する傾向がありましたが、水入れの場所を変え、その場所にキッチンペーパーを置くことで、新しい場所をトイレとして定着させることができました。
一方、エクリプスの「キョン」は、最初に排泄した場所を自然に定位置として選び、特別な誘導なしに同じ場所で排泄を続けています。
ただし、時々場所がずれることがあるため、そのようなときは除菌スプレーでしっかり消臭します。
また、スーパーマックスノーの「つぶ」のように、ウェットシェルターの周りを好んで排泄する個体もいます。
他の2匹と同じ方法で誘導してもつぶには通用しません。
レオパードゲッコーには個体差があり、つぶのように飼い主の意図通りにならないこともあります。
各個体の習性や好みを観察し、それに合わせたアプローチを取ることが重要です。
おすすめの床材
レオパードゲッコーのトイレ管理において、最も効率的で経済的な方法は、キッチンペーパーまたはペットシーツを使用することです。
我が家では、トイレの場所にキッチンペーパーを5cm×5cm程度の正方形に切って使用しています。
この方法では、糞尿が付着した部分だけを簡単に交換できます。
床材全体を取り替える必要がなくなり、無駄を最小限に抑えることができるのです。
レオパは糞と尿を同時に排泄する特徴があり、時には広範囲が汚れることもあります。
キッチンペーパーやペットシーツは汚れた部分のみを効率的に交換でるので、コスト面を考慮すると最適な選択肢といえます。
一方で、見た目や飼育環境の自然さを重視する方には、ソイル(土)やサンド(砂)などがおすすめです。
これらの床材には、猫砂のように糞尿が接触すると固まるタイプもあり、インテリアとしての美観を保ちつつ、衛生管理も行いやすいという特徴も兼ね備えています。
いずれも、レオパの健康と快適さ、そして飼い主の管理のしやすさのバランスを考慮することが大切です。
排泄の兆候
レオパードゲッコーの排泄は主に夜間の活動時にこっそり行われるため、飼い主が直接観察する機会は少ないです。
多くの場合、朝になってケージを確認した時に排泄の痕跡を発見することになります。
しかし、レオパの排泄には特徴的な前兆があります。
主な兆候としては、ヒーターの上(ホットスポット)でお腹を温める行動、排泄口を舐める動作、そして落ち着きがなくなる様子などが挙げられます。
これらの兆候が見られたら排泄をする可能性が高いです。
レオパは通常、後ろ足と尻尾がケージの角に来るように移動し、トイレとして使用している場所に向かいます。
排泄時には、尻尾を立て、後ろ足を広げて体に糞が付かないように行動します。
これらの兆候を認識することで、必要に応じて適切なタイミングでトイレの準備や清掃を行うことも可能です。
便秘や下痢になってしまったら
レオパは、時に便秘や下痢になるこがあります。
多くの場合は自然に改善しますが、下痢などが続くときは、爬虫類用の整腸剤をエサに混ぜたり、水に溶かして与えることで症状が改善します。
しかし、症状が続く場合は病気の可能性も考えられるため、専門の病院での診察を検討すべきです。
排泄の問題は、しばしば飼育環境の温度や湿度と関連しているため、これらの日常的なチェックがとても重要です。
🔻餌や飲み水に混ぜる爬虫類の整腸剤「レプラーゼ」🔻
レオパードゲッコーは清潔を好む生き物なので、通常、排泄物のある場所を避けます。
このため、排泄物を発見したらすぐに除去することが望ましいです。
最後に
レオパのトイレのしつけは比較的簡単に成功します。
トイレの場所が定着すると、床材の交換頻度が減り、飼育にかかる時間とコストを抑えることができます。
この習慣を確立することで、飼育環境の衛生管理が容易になり、ペットとの関係もより良好になります。
この記事が、レオパードゲッコーを飼育されている方々のお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました🎵
レオパの飼育を始めてみよう!
レオパードゲッコーは爬虫類の中でも比較的カラダが丈夫で、初期費用、ランニングコストの面でも初心者には最適なペットです。
成体になると給餌は一週間に一回、寿命は10~15年と長い間生活を共にできます。
レオパは飼育環境への適応能力も高く、適正な温度と湿度を守っていれば普段あまり家にいない方でも簡単に飼育することができます。
(もちろん飼い主としての責任とモラルは必要です)
⇩⇩こちらを準備したら、あとはレオパちゃんをお迎えするだけです!