ニシアフリカトカゲモドキの魅力とは…レオパとの飼育を比較

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ニシアフの人気の秘密

こんにちは、ガゼルです。

「ニシアフリカトカゲモドキ」は、レオパードゲッコーと並んで人気の高い夜行性の爬虫類です。

トカゲモドキ科に属するこの生き物は、実際にはヤモリの仲間ですが、壁を登る能力がない地表棲のヤモリに分類されます。

その特徴的な外見は、むっちりとした体型と太い尻尾が印象的で、多くの爬虫類愛好家を魅了しています。

爬虫類ショップでは、レオパほど流通は多くはありませんが、常連の人気種として扱われています。

飼育のしやすさはレオパと同等で、初心者にも最適です。

その愛らしい外見と相まって「ニシアフ」の愛称で親しまれており、メディアでの露出や有名人による飼育の紹介などがあれば、さらなる人気の爆発が期待される、潜在的な可能性を秘めた爬虫類なのです。

レオパの親戚?

ニシアフとレオパは、外見も似ている近縁種ですが、実際には多くの違いがあります。

まず、それぞれ野生での生息地域が異なり、気質の面でも違いがあります。

一般的に、ニシアフはよりおっとりとした性格で、レオパに比べてやや控えめな傾向があります。

この性格の違いは、飼育する際の接し方で注意すべきポイントです。

また、飼育環境についても若干の違いがあり、ニシアフはレオパよりも湿度の高い環境を好む傾向があるので、飼育ケージの設定や管理方法に多少の違いが出てきます。

生息地域や飼育環境

レオパはイラン、アフガニスタン、パキスタン、インド北西部の乾燥した砂漠や草原に生息していますが、ニシアフはカメルーン、セネガル、トーゴなどの西アフリカの地域で、川の近くや森林、草原といった比較的湿度の高い環境に生息しています。

そのため、ニシアフはレオパよりも温度と湿度をやや高めに設定する必要があるのです。

両種とも夜行性であり、昼間は休息し、夜になると活動を始めて餌を探す点は共通しています。

食事の面では両種に大きな違いはありませんが、生息環境の違いを考慮した飼育環境の調整が重要となります。

ニシアフは何を食べる?

レオパ用に開発された「レオパゲル」は、主原料がミルワームであるため、昆虫食のニシアフも好んで食べます。

現在、ニシアフ専用の人工フードは販売されていませんが、この種の人気が高まり、飼育人口が増加れば、将来的に「ニシアフゲル」のような専用フードが開発される可能性があります。

専用フードの登場は、ニシアフの飼育がより一般的になり、需要が増加したことを示す指標となるります。

爬虫類市場の発展と共に、より多様な種に対応した製品が生まれることを期待しましょう。

↓↓レオパもニシアフも大好きな「レオパゲル」

ニシアフ・レオパ比較表

ニシアフリカトカゲモドキ
(英名:ファットテールゲッコー)
ヒョウモントカゲモドキ
(英名:レオパードゲッコー)
生息地西アフリカ沿岸沿い
乾燥した森林、草原地帯
インド北西部及び中東地域の
乾燥した砂漠、草原地帯
飼育温度・湿度27~32℃・60~80%20~30℃・50~70%
寿命10年前後10~15年
体の色・模様茶色や薄茶色の縞模様
レオパに比べダーク系でモノトーン色
オレンジや白に近い色もあり
ヒョウ柄、まだら模様など
ニシアフ比べカラーバリエーションが
豊富
体長・体重20~25mm・60~80g 20~25mm・60~80g
体の特徴ずんぐりむっくりで丸顔
手足、指が短い
シッポが太く短め
からだがやわらかく触り心地がよい
ニシアフに比べスマート
顔がシャープで尖っている
シッポが細くて長い
からだはニシアフより固め
目の特徴黒目で大きい
(瞳孔と虹彩の色が同じ)
モルフによりさまざま
瞳孔と虹彩の色が異なる種が多い
黒、猫目、赤目、アルビノなど
性格臆病で繊細
個体により噛むことがある
シェルターに引きこもりがち
長時間のハンドリングはストレスになる
活発で元気
カラダが丈夫
ニシアフに比べハンドリングも平気
(長時間はストレスになる)

ニシアフはデリケート?

ニシアフは、レオパと同じトカゲモドキ科に属する地表棲のヤモリとして、多くの共通点を持っています。

外見も非常に似ており、爬虫類が詳しくない方では区別が難しいほどです。

ペットショップでは、類似点が多いことから、ニシアフの飼育用具や餌は、レオパとほぼ同じものが推奨されます。

しかし、温度管理などの細かな違いもあります。

ニシアフは、レオパに比べて適正温度の範囲がやや狭く、より繊細な温度管理が必要とされるので、飼育者はこの点に注意を払う必要があります。

モルフも豊富!

ニシアフには、様々な色彩や模様のバリエーション(モルフ)が存在します。

代表的なものには「アルビノ」「パターンレス」「ストライプ」「タンジェリン」などがあり、これらの特徴的な外見が愛好家の間で人気を集めています。

一般的な通常色(ノーマル)は比較的手頃で、約1万円程度で購入できます。

しかし、珍しいモルフになると価格が大幅に上昇し、10万円を超える個体も存在します。

これは、特殊な遺伝的特徴や希少性が価格に反映されているためです。

最近では、新しいモルフが次々と誕生しており、レオパードゲッコーのようにモルフの多様化が進んでいるのです。

さいごに

ニシアフリカトカゲモドキの飼育は、レオパードゲッコーと比べて温度管理が若干シビアな面がありますが、それでも爬虫類の中ではとても飼いやすく、初心者にも適しているペットです。

飼育の楽しみ方も多く、レオパードゲッコーとは違った特徴があるため、自分らしい飼育スタイルを追求したい方にぴったりの選択肢となります!

こちらはレオパードゲッコー
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最後までお読みいただきありがとうございました♪

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レオパの飼育を始めてみよう!

レオパードゲッコーは爬虫類の中でも比較的カラダが丈夫で、初期費用、ランニングコストの面でも初心者には最適なペットです。

成体になると給餌は一週間に一回、寿命は10~15年と長い間生活を共にできます。

レオパは飼育環境への適応能力も高く、適正な温度と湿度を守っていれば普段あまり家にいない方でも簡単に飼育することができます。
(もちろん飼い主としての責任とモラルは必要です)

⇩⇩こちらを準備したら、あとはレオパちゃんをお迎えするだけです!

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