はじめに───

レオパードゲッコーは夜行性の爬虫類で、日中は休み、夜になると活発に動き始めます。
その独特な生活リズムは、飼育環境によって健康に影響することがあるんです。
適切な温度管理や給餌のタイミングを守ることで、夜の活動を健康的にサポートすることができます。
この記事では、夜行性であるレオパードゲッコーの自然な生活リズムを理解し、日々の飼育にどう活かすかを解説していきます。
夜間の健康維持や脱皮トラブルの予防、快適な飼育環境作りに役立つアイテムも紹介します!
レオパードゲッコーの夜行性とは…

レオパは自然界では夜間に活動する爬虫類で、昼間は岩陰や落ち葉の下などで休息しています。
この習性は、レオパの天敵から身を守るためと、体温調節の関係から進化したものです。
夜間は活発に餌を探したり、運動をしたりするため、飼育環境でも夜の行動を尊重することが大切です。
無理に昼間活動させるとストレスや体調不良の原因になりかねません──。
最適な光と温度管理で自然なリズムを作る

夜行性のレオパードゲッコーとって、昼と夜の区別ができることが健康維持には欠かせません。
野生下に近い飼育を目指すならば昼間は明るく、夜は暗くて少し涼しい環境が理想です。
必要なアイテムとして───
- 上部ヒーター:日中の明るさを確保
- パネルヒーター:夜間の温度調整に最適
- 温湿度計:夜間の気温と湿度を数値で管理
温度と湿度を一定に保つには専用アイテムの併用が効果的です。
餌やりのタイミングと量

レオパは夜間に活動するため、餌も夜に与えるのがベストです。
昼間に餌を与えると食べないことが多く、体調不良の原因になることもあります。
ポイントは───
- 夜間に与える:20〜22時頃が理想
- 餌の種類:コオロギやミルワームなど動く虫が好ましい
- 量の調整:成体で週一回(食べるだけ)
栄養が不足しがちな活き餌には必ずサプリメントを添加しましょう!
夜間の活動をサポートするレイアウト

ケージ内のレイアウトも夜行性に合わせて工夫しましょう。
夜間に活発に動き回れる安全な環境を整えることが大切です。
- 隠れ家の設置:昼間は休息用、夜間は自由に出入り可能
- 運動スペース:岩や枝を配置して自然な歩行を促す
- 温湿度計の設置:夜間の気温と湿度を管理
夜行性リズムを崩さない注意点

夜行性の生活リズムを乱すと、ストレスや脱皮不良、食欲低下につながります。
注意したいポイントは──
- 昼間の過剰な刺激:大音量や強い光は避ける
- 昼夜逆転の管理:夜間に明るすぎる照明を入れない
- 頻繁なハンドリング:夜間の活動中に触れるとストレスになる
生活リズム管理におすすめのアイテム

飼育環境を整えるためのアイテム選びも重要です。
飼育下ではケージ内の寒暖差を設ける必要がないため、一定の温度を保てるサーモスタットの設置がおすすめです。
サーモスタットを使えば温度管理がぐっと楽になります。
我が家でも愛用の高コスパのサーモスタット
さいごに…

夜行性であるレオパの生活リズムを理解し、昼夜の環境を整えることは、健康維持やストレスの軽減につながります。
また、餌を与える時間やケージのレイアウトを工夫することで、夜間の活動を自然にサポートできます。
さらに、温湿度の管理や隠れ家の設置といったアイテムを取り入れることで、脱皮不全や体調不良の予防にもつながります。
今回ご紹介したポイント、アイテムを活用すれば、夜行性という習性を尊重しながら、元気で快適なレオパライフを送ることができるでしょう───

最後までお読みいただきありがとうございました♪
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レオパの飼育を始めてみよう!
レオパードゲッコーは、爬虫類の中でも体が丈夫で、初めての方にも飼いやすいペットです。
初期費用や日々の飼育コストも比較的抑えられるので、気軽に始めやすいのも魅力のひとつ。
成体になれば、食事は週に1回ほど。寿命は10〜15年と長く、一緒にゆったりと暮らせます。
また、環境への適応力も高いので、温度や湿度をしっかり管理してあげれば、忙しい生活の中でもお世話は難しくありません。(もちろん、大切な命を預かる飼い主としての責任は忘れずに)
必要なものを揃えたら、あとはレオパちゃんをお迎えするだけです!